2013年12月4日 (仮訳)形態および分子データに基づく中国南西部産の新種Ganoderma mutabileの記載 Cao, Y. & Yuan, H., 2013. Ganoderma mutabile sp. nov. from southwestern China based on morphological and molecular data. Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-012-0819-9 [Accessed December 3, 2013]. 【R3-00099】2013/12/04投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省から新種Ganoderma mutabileを記載した。 ITS領域に基づく分子系統解析では、本種はコフキサルノコシカケを含むグループに近縁だった。 中国雲南省楚雄市紫渓山省級自然保護区管理局 (新種) Ganoderma mutabile Y. Cao & H.S. Yuan 語源…変化する 【よく似た種との区別】 Ganoderma pfeifferi 肉が暗褐色 担子胞子のサイズが類似している 系統的にそれほど近縁ではない 本種と異なり管孔が層をなす 本種と異なり分泌された樹脂が層をなすため鈍色の殻皮が生じる Ganoderma orbiforme 孔口のサイズが類似している 担子胞子が本種と同じく広楕円形 外皮の菌糸が本種と同様に不規則な形状をしている 系統的にそれほど近縁ではない 本種と異なりメラニンが沈着した黒い帯をなす 本種より担子胞子の幅が狭い Ganoderma zonatum 本種と同様に子実体が基質に広く付着する 傘が帯赤褐色 孔口のサイズが類似している 肉が暗褐色でメラニンの沈着した帯を欠く 系統的にそれほど近縁ではない 本種と異なり担子胞子が広楕円形ではなく長楕円形 本種と異なり担子胞子に微細な装飾を持つ 本種と異なり外皮の菌糸がやや厚壁~ほぼ中実 Ganoderma oerstedii 本種と同様に子実体が基質に広く付着する 傘が帯赤褐色 子実層面が白色~褐色 肉が暗褐色 系統的にそれほど近縁ではない 担子胞子が本種よりはっきりと大きい 本種と異なり外皮の菌糸が不規則な形状ではなく棍棒形 本種と異なり外皮の菌糸に単一の突起を持ち、非常に稀には側面が裂ける Ganoderma resinaceum 傘が帯赤褐色 子実層面が白色~褐色 管孔が層をなさない 系統的にそれほど近縁ではない 本種と異なり成熟すると傘に分泌された樹脂の層が生じる 本種と異なり外皮の菌糸が不規則な形状ではなく棍棒形 本種よりも担子胞子の幅が狭い