2013年12月3日 (仮訳)タイでタケの上に発生した新属新種Gelatinomyces siamensis Sanoamuang, N. et al., 2013. Gelatinomyces siamensis gen. sp. nov.(Ascomycota, Leotiomycetes, incertae sedis) on bamboo in Thailand. Available at: http://www.imafungus.org/Issue/41/08.pdf [Accessed November 10, 2013]. 【R3-00068】2013/12/03投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ・ペッチャブーン県において、タケの稈および枝に発生する新属新種Gelatinomyces siamensisを記載した。 分子系統解析の結果、本種はズキンタケ綱に含まれ、Collophora rubraに最も近縁だったが、はっきりと異なった系統をなし、形態や生態にも違いが見られた。 本種はCollophora属の有性世代にあたる可能性も考えられたが、形態および分子の比較により否定できると考えられた。 Thailand: Phetchabun Province: Nam Nao National Park (新種) Gelatinomyces siamensis Sanoamuang, Jitjak, Rodtong & Whalley 語源…タイ(シャム)の 【よく似た種との区別】 Collophora rubra 系統的に最も近縁 培養下で赤い色素を産生する 本種より胞子のサイズが大きい その他、属レベルの相違点が多い(下参照) Collophora spp. 系統的に近縁 分生子を形成するペグが節間に生じる 本種と異なり有性世代が知られていない 宿主が異なりタケではなくサクラ属およびアーモンドである 本種と異なり心腐れの症状を起こす 本種と異なりはっきりとした分生子果を形成する 本種と異なり菌糸の隔壁や膨大部から生じる分生子形成細胞が見られない 本種と異なり培養下で赤い色素の結晶を産生しない種がある 本種と異なり分生子のサイズや形が安定している