2013年11月26日 (仮訳)セイヨウナナカマドの葉の斑点から見出されたイギリス新産種、新組み合わせPhacellium sorbi Spooner, B., 2008. Phacellium sorbi (Peck) comb. nov. (Hyphomycetes), new to Britain from leaf spots of Sorbus aucuparia. Field Mycology. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1468164110605877[Accessed November 26, 2013]. 【R3-00043】2013/11/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イギリスでセイヨウナナカマドの葉に褐斑が生じ、その上に類白色の頭部を持つ暗色のシンネマが見られた。 この病害を起こす菌は、米国およびカナダでナナカマド属に斑点病を起こすことが知られていたPhaeoisariopsis sorbiと同定されていた。 本論文ではこの菌の形態を基に、新組み合わせPhacellium sorbiを提唱した。 (イギリス新産種・新組み合わせ) Phacellium sorbi (Peck) Spooner 旧名:Phaeoisariopsis sorbi (Peck) Ouell. MB319605 ※本論文で提唱された新組み合わせは、2013年11月現在、Mycobankには反映されていない。 【よく似た種との区別】 Phacellium mespili 宿主が同じバラ科でも異なる(セイヨウカリン) 本種と異なり分生子がほぼ平滑 分生子が本種より狭い 本種と異なり分生子が隔壁部分でくびれない Phacellium stephanandricola 分生子に隔壁を持つ 宿主が同じバラ科でも異なる(コゴメウツギ属) 本種と異なり分生子全体が微細な疣状 分生子が本種より狭い 本種と異なり分生子が隔壁部分でくびれない 本種と異なりシンネマに多数の分生子形成細胞を側生する Phacellium alborosellum 分生子の形態が類似する 宿主が異なる(ミミナグサ属) 本種と色が異なる 本種と異なり分生子形成細胞が側生する