2026年5月11日 (仮訳)広義Stigmatomyces属の論考およびチリ産2新種の記載 Van Caenegem, W. et al. 2026. A discussion on the genus Stigmatomyces sensu lato and the description of two new species from Chile. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/00275514.2026.2650075 [Accessed May 11, 2026] 【R3-13883】2026/5/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 広義Stigmatomyces属について、分子系統解析および196種の形態統計解析を実施し、6つのクレードを認めた。 チリからAppendiculina drosophilae-huillicheaeとStigmatomyces beukiiの2新種を記載し、4新組み合わせと1新学名を提唱し、1種を有効記載した。 広義Stigmatomyces属の将来的な分割を支持しつつも、基準種の標本が乏しく配列が欠如していることから正式な分割は見送った。 Chile, Los Lagos, Llanquihue, Puerto Varas, Ensenada, Cabañas Bulboa (新種) Appendiculina drosophilae-huillicheae Van Caenegem & Haelew. 語源…Drosophila huillicheの 【よく似た種との区別】 Appendiculina majewskii 同じショウジョウバエ属昆虫を宿主とする nrSSU+nrLSU+TEF1αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりチリではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なり宿主がDrosophila亜属ではなくSophophora亜属の種である 本種より菌体の全長が一般に短い 本種より菌体ががっしりとしている 本種と異なり付属器の重なり合う細胞数が6個ではなく4個である nrSSU+nrLSU+TEF1αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Appendiculina entomophila 同じショウジョウバエ属昆虫を宿主とする 形態的にほぼ区別できないほど類似している 付属器に6個の重なり合う細胞をもつ nrSSU+nrLSU+TEF1αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりチリではなく主にヨーロッパおよび北米に分布する 本種と異なり宿主がDrosophila huillicheではなくDrosophila funebrisである 本種と異なり付属器基底細胞が等径〜細長い(L/W≥1)のではなく常に扁平(L/W<1)である nrSSU+nrLSU+TEF1αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chile, Los Lagos, Llanquihue, Puerto Varas, Ensenada, Ruta 225, Fundo La Nueva Carintia (新種) Stigmatomyces beukii Van Caenegem & Haelew. 語源…故Paul L. Th. Beuk博士に献名 【よく似た種との区別】 Stigmatomyces geomyzae 付属器基底細胞に単一の造精器を伴う追加の細胞を持つ軸がある nrSSU+nrLSU+TEF1αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりチリではなくイタリアなどに分布する 本種と異なり宿主がProsopantrum属ではなくGeomyza tripunctataである 本種より菌体のサイズが大きい 本種と異なり造精器を伴う細胞数が7-8ではなく5である nrSSU+nrLSU+TEF1αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Poland, Podlaskie Voivodeship, Białowieża (新種) Stigmatomyces biformis T. Majewski ex Van Caenegem & Haelew. 語源…2型の (新学名) Stigmatomyces rakiurensis Van Caenegem & Haelew. 旧名:Stigmatomyces australis M.B. Hughes, A. Weir, Gillen & W. Rossi 語源…ラキウラ(スチュワート島のマオリ語名)産の 【よく似た種との区別】 Stigmatomyces baeopteri 付属器が細長い細胞からなり、造精器を伴う短い小枝を形成する 子囊殻頂端が先細りになる 子囊殻基底細胞の形状が細長い (新組み合わせ) Appendiculina dacina (Thaxt.) Van Caenegem & Haelew. 旧名:Stigmatomyces dacinus Thaxt. (新組み合わせ) Appendiculina majewskii (H.L. Dainat, Manier & Balazuc) Van Caenegem & Haelew. 旧名:Stigmatomyces majewskii H.L. Dainat (新組み合わせ) Bordea euconni (F. Picard) Van Caenegem & Haelew. 旧名:Stigmatomyces euconni F. Picard (新組み合わせ) Sphaleromyces montevideensis (Speg.) Van Caenegem & Haelew. 旧名:Stigmatomyces montevideensis Speg. 【よく似た種との区別】 Sphaleromyces lathrobii 同じLathrobium属昆虫を宿主とする