2021年9月5日 (仮訳)Ramalina siliquosa複合種の分子系統学的評価、および種の限界とRamalina属内の関係について LaGreca, S. et al., 2020. A molecular phylogenetic evaluation of the Ramalina siliquosa complex, with notes on species circumscription and relationships within Ramalina. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/abs/molecular-phylogenetic-evaluation-of-the-ramalina-siliquosa-complex-with-notes-on-species-circumscription-and-relationships-within-ramalina/0445F13F162A614F7BBF84B2FC8D5586 [Accessed September 5, 2021] 【R3-08754】2021/9/5投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Ramalina siliquosa複合種の全主要化学型を網羅する59標本について分子系統解析を実施した。 その結果、本複合種がR. cuspidataとR. siliquosaに対応する同胞種ではない2系統からなり、それぞれに複数の化学型が含まれることが示された。 また、日本および韓国産の標本を本複合種の3種目となるR. semicuspidataと同定し、そのジバリカト酸レースを初めて報告した。 (その他掲載種) Ramalina cuspidata (Acharius) Nylander 【よく似た種との区別】 Ramalina semicuspidata 同じRamalina siliquosa複合種に含まれる 形態的に類似している ITS+IGS+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種と偽盃点の有無が異なる 本種と粉芽の発達様式が異なる ITS+IGS+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Ramalina siliquosa (Hudson) A.L. Smith ハマカラタチゴケ 【よく似た種との区別】 Ramalina semicuspidata 同じRamalina siliquosa複合種に含まれる 形態的に類似している ITS+IGS+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種と偽盃点の有無が異なる 本種と粉芽の発達様式が異なる ITS+IGS+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Ramalina semicuspidata (Räsänen) Sheard 【よく似た種との区別】 Ramalina cuspidata 同じRamalina siliquosa複合種に含まれる 形態的に類似している ITS+IGS+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種と偽盃点の有無が異なる 本種と粉芽の発達様式が異なる ITS+IGS+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ramalina siliquosa(ハマカラタチゴケ) 同じRamalina siliquosa複合種に含まれる 形態的に類似している ITS+IGS+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種と偽盃点の有無が異なる 本種と粉芽の発達様式が異なる ITS+IGS+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される