(仮訳)北西ヨーロッパ産のAgrocybe属1新種
Nauta, MM. 2003. A new Agrocybe on woodchips in northwestern Europe. Persoonia. Available at: https://repository.naturalis.nl/pub/532125/PERS2003018002019.pdf [Accessed February 3, 2025] 【R3-12495】2025/2/3投稿

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3行まとめ

オランダおよびルクセンブルクにおいてウッドチップの堆積地や公園の歩道沿いのウッドチップに発生した菌を検討し、Agrocybe rivulosaとして新種記載した。
本種は傘表面が顕著な放射状の皺状であり、担子胞子が大型であり、シスチジアが棍棒形~有柄球形であることなどで特徴づけられた。
北西ヨーロッパ産のウッドチップ生息性Agrocybe属菌の検索表を掲載した。
The Netherlands, Rotterdam

(新種)

Agrocybe rivulosa Nauta
語源…小皺状の(傘の表面性状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Agrocybe putaminum(ハマベノフミヅキタケ)
オランダに分布する
ウッドチップに生息する
子実体が頑丈である
本種と異なり傘表面が皺状ではなくビロード状
本種と異なりつばを有するのではなく欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種ほど担子胞子の発芽孔が目立たない
本種と縁シスチジアの形状が異なる
本種と異なり傘シスチジアを欠くのではなく有する
Agrocybe cylindracea
北西ヨーロッパに分布する
形態的に顕著に類似している
傘表面に顕著な皺を有する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種ほど担子胞子の発芽孔が目立たない
本種と縁シスチジアの形状が異なる
本種と異なり傘シスチジアを欠くのではなく有する
Agrocybe acericola(クチキフミヅキタケ)
北西ヨーロッパに分布する
本種と異なりオランダ、ルクセンブルクではなく米国、スカンジナビアなどに分布する
本種と異なり担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり縁シスチジアが小胞状