2018年6月24日 (仮訳)天然の生息環境においてバクヤギクに対する病原性を有するCytospora属1新種 Jami, F. et al., 2018. A new Cytospora species pathogenic on Carpobrotus edulis in its native habitat. Fungal Systematics and Evolution. https://www.fabinet.up.ac.za/publication/pdfs/3435-jami_et_al_fuse_vol2.pdf [Accessed June 24, 2018]. 【R3-05244】2018/6/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 南アフリカ、ケープタウン近郊の海岸においてバクヤギクに病害を生じた菌を検討し、Cytospora carpobrotiとして新種記載した。 本種は宿主の葉の萎凋および木質の茎の枯死を引き起こし、有性世代は見出されなかった。 接種試験では茎に不明瞭な病変を認め、そこから菌が再分離されたものの、新鮮な葉には病徴が現れなかった。 South Africa, Western Cape Province, Cape Town (新種) Cytospora carpobroti Jami, Marinc. & M.J. Wingf. 語源…Carpobrotus属の 【よく似た種との区別】 Cytospora austromontana 形態的に類似している ITS+β-チューブリン+TEF1-α+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり南アフリカではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なりバクヤギクではなくEucalyptus paucifloraなどを宿主とする 本種より分生子形成細胞のサイズが大きい ITS+β-チューブリン+TEF1-α+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される