2014年7月16日 (仮訳)新たな地衣生菌のテレオモルフはLaetisaria属およびLimonomyces属の植物病原菌と関連する Diederich, P. et al., 2011. A new lichenicolous teleomorph is related to plant pathogens in Laetisaria and Limonomyces (Basidiomycota, Corticiales). Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/103/3/525.short [Accessed July 15, 2014]. 【R3-00908】2014/07/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ルクセンブルク、ベルギー、ドイツで採集された地衣生担子菌の未記載種のテレオモルフを検討し、Laetisaria lichenicolaとして新種記載した。 本種は分子系統解析の結果、植物病原菌のLaetisaria属およびLimonomyces属に近縁であることが示唆された。 本種とそれらのテレオモルフ属を含むクレードはコウヤクタケ目クレードの内部で統計的に強く支持され、他に複数のMarchandiomyces属アナモルフがこのクレードに含まれた。 Luxembourg, Dudelange, center of city, trees on parking along Schwaarze Wee (新種) Laetisaria lichenicola Diederich, Lawrey & Van den Broeck 語源…地衣生の 【よく似た種との区別】 Marchandiobasidium aurantiacum 同所的に発生する 地衣生菌である 同じムカデゴケ属のPhyscia tenella、P. adscendensを宿主とする 形態的に類似している 本種と異なり担子器果が桃色ではなく橙色 本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性 本種と異なり小型菌核を持つ nrSSU+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laetisaria fuciformis nrSSU+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり地衣生菌ではなく草本の病原菌である nrSSU+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Limonomyces culmigenus nrSSU+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり地衣生菌ではなく草本の病原菌である nrSSU+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Marchandiomyces marsonii nrSSU+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり地衣ではなく葉に発生する nrSSU+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される