2013年11月23日 (仮訳)ブラジル南東部から記載された、裂芽を欠き、横隔壁を持つ子嚢胞子を形成するアオキノリ属地衣の新種 Kitaura, M. et al., 2013. A new non-isidiate Leptogium species with transverse septate ascospores from Southeastern Brazil. Available at: http://mycosphere.org/pdfs/MC4_5_No11.pdf [Accessed November 22, 2013]. 【R3-00027】2013/11/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル南東部のマンチケーラ山脈において、裂芽を持たず、横隔壁を持つ子嚢胞子を形成するアオキノリ属地衣を発見し、新種記載した。 本種はアオキノリ属のLeptogiopsis節に含まれた。 本種は初めLeptogium megapotamicumと同定されたが、タイプ標本を検討した結果、組織の構造などに違いが見られた。 Brazil, Minas Gerais State, Municipality of Itamonte, near to the road BR-485 (新種) Leptogium longisporum Kitaura & Marcelli 語源…長い胞子の 【よく似た種との区別】 Leptogium megapotamicum 同じくブラジル南部に分布する 本種と異なり単層の細胞からなるアンフィテシウムを持つ 本種や他の多くのアオキノリ属地衣と異なり子実下層に厚いparaplectenchymatousな組織を欠く 本種と異なり畝の頂部に装飾(脳状の構造)を欠く Leptogium fusisporum 本種と異なり単層の細胞からなるアンフィテシウムを持つ 本種や他の多くのアオキノリ属地衣と異なり子実下層に厚いparaplectenchymatousな組織を欠く Leptogium microcarpum 本種に類似した脳状の装飾を持つ 本種と異なり子嚢胞子に横隔壁が入らない (その他掲載種) Leptogium megapotamicum Malme 語源…大きな川を意味する「リオグランデ」のラテン語化 【よく似た種との区別】 Leptogium brebissonii 本種と異なり裂芽を持つ 本種と異なり畝が散在せず密集する Leptogium longisporum 同じくブラジル南部に分布する 本種と異なり多層の細胞からなるアンフィテシウムを持つ 本種と異なり子実下層に厚いparaplectenchymatousな組織を持つ 本種と異なり畝の頂部に装飾(脳状の構造)を持つ