2023年6月17日 (仮訳)パキスタン産のSquamulea属地衣の1新種および1新産種 Afshan, N. et al., 2023. A new species and a new record of the genus Squamulea (Teloschistaceae, lichenized Ascomycota) from Pakistan. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/abs/new-species-and-a-new-record-of-the-genus-squamulea-teloschistaceae-lichenized-ascomycota-from-pakistan/25FB1FCE3FF5CFAE777E92949455BD4B [Accessed June 17, 2023] 【R3-10704】2023/6/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタンのヒマラヤ湿潤温帯林において珪質岩に発生した地衣の一種を検討し、Squamulea chikarensisとして新種記載した。 本種は地衣体が淡緑色~黄色、子器盤が淡黄色~黄橙色、子嚢胞子が大型であることなどで特徴づけられた。 また、ユーラシア大陸およびパキスタン新産種としてS. flakusiiを報告した。 Pakistan, Azad Jammu and Kashmir, Chikar (新種) Squamulea chikarensis Afshan, Fayyaz, Iftikhar & Khalid 語源…Chikar産の 【よく似た種との区別】 Squamulea subsoluta パキスタンに分布する 形態的に類似している 本種と異なりオーストリア、イタリア、カナダ、エクアドルにおける分布が知られている 本種と異なり地衣体が淡緑色~黄色ではなく黄橙色~橙色または帯赤橙色 本種と異なり子器盤が淡黄色~黄橙色ではなく暗橙色 本種と異なり初生菌糸体が帯黒色 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Squamulea flakusii パキスタンに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりエクアドル、ペルーにおける分布が知られている 本種と異なり地衣体が淡緑色~黄色ではなく淡黄色~暗黄色 本種より子器の直径が小さい 本種より子実層の丈が低い 本種より子嚢胞子のサイズが小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (ユーラシア、パキスタン新産種) Squamulea flakusii (Wilk) Arup, Søchting & Bungartz 【よく似た種との区別】 Squamulea chikarensis パキスタンに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりエクアドル、ペルーにおける分布が知られていない 本種と異なり地衣体が淡黄色~暗黄色ではなく淡緑色~黄色 本種より子器の直径が大きい 本種より子実層の丈が高い 本種より子嚢胞子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される