2020年8月28日 (仮訳)インド産のMelanohalea属1新種および新産種 Divakar, PK. & Upreti, DK. 2005. A new species in Melanohalea (Parmeliaceae, Ascomycotina) and new lichen records from India. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/new-species-in-melanohalea-parmeliaceae-ascomycotina-and-new-lichen-records-from-india/215E599C0A44B77E3DF05DC9FEADB23E [Accessed August 28, 2020] 【R3-07633】2020/8/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、タミル・ナードゥ州で採集された地衣の一種を検討し、Melanohalea nilgiricaとして新種記載した。 本種は裂片が短く扁平で瓦重ね状であり、地衣成分としてカペラート酸を含む一方、アトラノリンを欠くことなどで特徴づけられた。 また、インド新産種としてMelanelixia glabroidesなど7種を報告した。 India, Tamil Nadu, Nilgiri Hills, Emerald road, on way to Palada (新種) Melanohalea nilgirica Divakar & Upreti 語源…ニルギリの 【よく似た種との区別】 Melanohalea inactiva 地衣体が固着する 裂片が瓦重ね状 裂片が扁平 偽盃点を有する 粉芽を有する 髄層がK陰性 髄層がC陰性 髄層がKC陰性 髄層がP陰性 本種と異なりインドではなく南米およびニュージーランドなどに分布する 本種より裂片の幅が広い 本種と異なり裂片の形状が短く丸いのではなく細長い 本種と異なり地衣体上面に粉霜を有する 本種と異なり地衣体下面が淡褐色ではなく暗褐色 本種と異なり偽盃点が点状~楕円形ではなく隆起した疣状 本種と異なり粉芽が白色ではなく暗色 本種と異なり地衣成分を欠く Melanohalea olivaceoides 本種と異なり地衣体下面が淡褐色ではなく黒色 本種と異なり粉芽塊が白色ではなく褐色~黒色 本種と異なり粉芽塊が裂芽状 本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む (インド、ロシア新産種) Melanelixia glabroides (Essl.) O. Blanco, A. Crespo, Divakar, Essl., D. Hawksw. & Lumbsch 【よく似た種との区別】 Melanelixia glabra 本種と異なり主に樹皮生である 本種と異なり小裂片を欠く 本種と異なり地衣体上面が平滑である 本種と異なり子器が密に生じる Melanelia glabratuloides 形態的に類似している(混同のおそれがある) 裂片に孔を有する 本種と異なり米国、ロシア、中国、インドではなく南半球に分布する 本種と異なり裂片が円筒形で分枝することもあり、僅かに扁圧される 本種と異なり地衣成分としてジロホール酸を含む (インド新産種) Melanohalea poeltii (Essl.) O. Blanco, A. Crespo, Divakar, Essl., D. Hawksw. & Lumbsch 【よく似た種との区別】 Melanohalea gomukhensis 同所的に分布するとみられる(インド) 本種と異なり偽盃点が一部の裂片のみではなく葉央に生じる 本種と異なり偽盃点が疎らまたは欠くのではなく密に生じる 本種と異なり偽盃点が類白色 本種と異なり偽盃点が斑点状 本種と異なり粉芽が小粒状 (インド新産種) Melanohalea septentrionalis (Lynge) O. Blanco, A. Crespo, Divakar, Essl., D. Hawksw. & Lumbsch 【よく似た種との区別】 Melanohalea olivacea(オリーブゴケ) 栄養生殖の散布体を欠く 地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む 本種と異なり地衣体上面が平滑~僅かに皺状ではなく顕著な皺状 本種より裂片のサイズが大きい 本種より子器の直径が大きい 本種と異なり偽盃点が疎らではなく無数に生じる 本種より子嚢胞子が長い (インド新産種) Parmelia isidioclada Vain. 【よく似た種との区別】 Parmelia fraudans 裂芽が小粒状~珊瑚状に分枝する 本種と異なり偽盃点が点状~楕円形ではなく直線状 (インド新産種) Parmelia masonii Essl. & Poelt 【よく似た種との区別】 Parmelia discordans 本種と異なり偽盃点が葉央および葉縁ではなく葉縁に生じる 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンを含む Parmelia omphalodes(イワカラクサゴケ) 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンおよびサラジン酸類 Melanelia spp. 形態的に類似している(混同のおそれがある) 地衣体上面が常にオリーブ褐色~暗褐色 裂片が扁平 Xanthoparmelia spp. 皮層がHNO3+青緑色 (インド新産種) Parmelinopsis afrorevoluta (Krog & Swinscow) Elix & Hale 【よく似た種との区別】 Hypotrachyna revoluta(ハコネゴンゲンゴケ) 本種と異なりシリアを欠く 本種と異なり偽根が分枝しないのではなく盛んに二叉分岐する Parmelinopsis subfatiscens 形態的に類似している(混同のおそれがある) 地衣体上面にパスチュールを有する 本種より裂片のサイズが小さい 本種と異なり地衣成分としてジロホール酸を欠く Parmelinopsis spumosa(コナヒメウメノキゴケ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 地衣体上面にパスチュールを有する 本種より裂片のサイズが小さい 本種と異なり髄層が黄色 (インド新産種) Parmeliopsis ambigua (Wulfen) Nyl. キゴヘイゴケ