2020年3月5日 (仮訳)Cosmospora属1新種およびC. lavitskiaeの有性世代の初報告 Zeng, Z-Q. & Zhuang, W-Y. 2016. A new species of Cosmospora and the first record of sexual state of C. lavitskiae. Mycological Progress. Available at: https://www.infona.pl/resource/bwmeta1.element.springer-doi-10_1007-S11557-016-1201-0 [Accessed March 4, 2020] 【R3-07107】2020/3/5投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国黒竜江省においてカワウソタケ属の子実体に生じた菌を検討し、Cosmospora inonoticolaとして新種記載した。 本種は子嚢殻が類球形~洋梨形、子嚢が棍棒形で(3–)6(−8)胞子性、子嚢胞子が淡褐色楕円形~広楕円形で微細な疣を有することなどで特徴づけられた。 また、クロサイワイタケ科の菌に生じたC. lavitskiaeの有性世代を初めて報告した。 中国黒竜江省凉水 (新種) Cosmospora inonoticola Z.Q. Zeng & W.Y. Zhuang 語源…カワウソタケ属に生息する 【よく似た種との区別】 Cosmospora coccinea 同じカワウソタケ属菌を宿主とする ITS+rpb1+tubに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりアジアではなくヨーロッパに分布する 本種より子嚢殻の殻壁が薄い 本種より子嚢が長い 本種より子嚢の幅が狭い 本種と異なり子嚢が(3–)6(−8)胞子性ではなく8胞子性 本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい 本種と異なりアジアではなくヨーロッパに分布する ITS+rpb1+tubに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cosmospora cymosa 同じカワウソタケ属菌を宿主とする ITS+rpb1+tubに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり有性世代が知られていない 本種よりフィアライドが長い 本種より分生子が長い ITS+rpb1+tubに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Cosmospora lavitskiae (Zhdanova) Gräfenhan & Seifert