2020年5月24日 (仮訳)生きた草本の上に生育するCraterium属1新種および中国新産種 Zhang, B. et al., 2020. A new species of Craterium (Myxomycetes, Physaraceae) growing on living grass and new records of the genus from China. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.443.1.2 [Accessed May 24, 2020] 【R3-07345】2020/5/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国吉林省で採集された変形菌の一種を検討し、Craterium subpurpureaとして新種記載した。 本種は子実体が長円筒形で顕著な隆起を有し、子嚢基部が紫色を帯び、胞子が大型で小刺状装飾を有していた。 また、中国新産種として湖北省および四川省からC. aureonuleatumを報告し、新種とともに記載文や走査型電子顕微鏡写真などを掲載した。 中国吉林省長白山国家級自然保護区 (新種) Craterium subpurpurea B. Zhang & Yu Li 語源…やや紫色の(子嚢基部の色から) 【よく似た種との区別】 Craterium leucocephalum(シロサカズキホコリ) 子実体が有柄 胞子表面が小刺状 本種より子実体の丈が高い 本種と異なり子実体がレモン色で退色しほぼ白色となる 本種と異なり子実体が長円筒形ではなく洋独楽形または円筒形 本種と異なり偽軸柱が帯紫白色ではなく白色 Craterium aureonucleatum 子実体が有柄 胞子のサイズの範囲が重なる 胞子表面が小刺状 本種と異なり子実体が有柄ではなく無色または短い柄を有する Craterium aureomagnum 中国に分布する 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子嚢が不規則に裂開する 本種より胞子のサイズが大きい 本種より胞子が暗色 本種より胞子表面が顕著な疣状 本種と異なり子嚢壁が二重 (中国新産種) Craterium aureomagnum Hooff & Nann.-Bremek. 【よく似た種との区別】 Craterium corniculata 子実体が黄色 子嚢が不規則に裂開する 本種と異なり子実体が長円筒形ではなく角状 本種と胞子の直径の範囲が異なる Craterium subpurpurea 中国に分布する 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり子嚢が不規則に裂開しない 本種より胞子のサイズが小さい 本種より胞子が明色 本種ほど胞子表面が顕著な疣状でない 本種と異なり子嚢壁が二重でない