2023年3月31日 (仮訳)カンボジア産のFulvifomes属1新種 Zhou, L-W. & Zhang, W-M. 2012. A new species of Fulvifomes (Hymenochaetaceae) from Cambodia. Mycotaxon. Available at: http://www.ithaca-ny.com/journal-PDF/vol119/s20.pdf [Accessed March 31, 2023] 【R3-10470】2023/3/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ カンボジアのプリアヴィヒア州で採集された菌を検討し、Fulvifomes cambodiensisとして新種記載した。 本種は子実体が多年生で単生し、傘状で溝状の環紋をあらわし、担子胞子が帯黄色で非シアノフィリックであることなどで特徴づけられた。 本種は類似種とは子実体の形状や担子胞子の色やサイズ、剛毛の有無などが異なっていた。 Preah Vihear, Cambodia (新種) Fulvifomes cambodiensis L.W. Zhou & W.M. Zhang 語源…カンボジア産の 【よく似た種との区別】 Fulvifomes rimosus 子実体が多年生である 子実体が傘状の蹄形である 傘表面に溝状の環紋をあらわす 本種より子実体が暗色 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい 本種と異なり子実層剛毛を有するのではなく欠く 本種と異なり生殖菌糸が非シアノフィリックではなくシアノフィリックである Fomitiporia hartigii 形態的に類似している(野外での識別は非常に困難である) 子実体が多年生である 子実体が傘状の蹄形であり、縁部が鈍い 傘表面に溝状の環紋と亀裂をあらわす 孔口のサイズがほぼ同一 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が帯黄色ではなく無色 本種と異なり担子胞子が非シアノフィリックではなく顕著なシアノフィリックである 本種と異なり剛毛を有するのではなく欠く 本種より菌糸の幅が広い Fomitiporia johnsonianus 子実層剛毛が豊富である 担子胞子が楕円形 菌糸構造が非常に類似している 本種と異なり子実体が傘状ではなく半背着生~傘状 本種より担子胞子のサイズがずっと小さい