2023年6月11日 (仮訳)日本産のGymnopilus属Microspori節の1新種 Miyauchi, S. 2004. A new species of Gymnopilus Sect. Microspori from Japan. Mycoscience. Available at: https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S1340354004705525 [Accessed June 11, 2023] 【R3-10685】2023/6/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 新潟県において広葉樹と針葉樹の材に発生した菌を検討し、Gymnopilus ombrophilusとして新種記載した。 本種は子実体が中型で帯褐橙色、傘表面が微細な小鱗片状、つばを欠き、担子胞子が小型で広楕円形、デキストリノイドであることなどで特徴づけられた。 本種は柄に被膜がなく、担子胞子が小型であるという形態形質を基にMicrospori節に含められた。 新潟県新潟市西蒲区越前浜 (新種) Gymnopilus ombrophilus Miyauchi コガネツムタケ 語源…雨を好む 【よく似た種との区別】 Gymnopilus bellulus 柄に被膜を欠く 担子胞子が小型 縁シスチジアが小型 側シスチジアが小型 本種より子実体のサイズが顕著に小さい 本種と異なり傘表面が小鱗片状ではなく平滑 Gymnopilus sordidostipes 柄に被膜を欠く 担子胞子が小型 縁シスチジアが小型 側シスチジアが小型 本種と異なり柄が変色しないのではなく柄基部が黒色を帯びる 本種と異なり味が温和ではなく苦い Gymnopilus penetrans(キツムタケ) 生息環境が類似している 子実体の外観が類似している 本種と異なり味が温和ではなく苦い 本種より担子胞子のサイズが大きい Gymnopilus sapineus 生息環境が類似している 子実体の外観が類似している 本種と異なり味が温和ではなく苦い 本種より担子胞子のサイズが大きい Gymnopilus sapineus var. microsporus 本種と異なり日本ではなくドイツなどに分布する 本種と異なり傘が帯褐橙色ではなく暗色 本種と異なり味が温和ではなく苦い