2024年10月23日 (仮訳)インド産のMarasmius属Sicci節の1新種 Dutta, AK. et al. 2014. A new species of Marasmius sect. Sicci from India. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2014/00000128/00000001/art00017 [Accessed October 23, 2024] 【R3-12184】2024/10/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、西ベンガル州で乾燥したアカシアの葉と材上に発生した菌を検討し、Marasmius midnapurensisとして新種記載した。 本種は傘が淡褐色~淡い帯灰褐色で中央部がパッチ状、襞がクリーム色で二叉分岐し、柄基部が類白色の菌糸体に覆われ、担子胞子がやや大型であることなどで特徴づけられた。 本種はSicci節に含まれ、ITS1領域の分子系統解析で独自の系統を形成した。 India, West Bengal, Midnapur District, Ramnagar, Kasaphaltala (新種) Marasmius midnapurensis A.K. Dutta, P. Pradhan & K. Acharya 語源…ミッドナプール産の 【よく似た種との区別】 Marasmius jasminodorus アジアに分布する 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子が楕円形 側シスチジアを欠く 縁シスチジアがSiccus型の箒状細胞である 柄シスチジアがSiccus型の非小剛毛状円筒形 ITS1領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなくタイなどに分布する 本種と異なり傘が淡褐色~帯褐色 本種と異なり襞が淡い帯黄白色で縁部が淡い帯褐橙色 本種と異なり柄基部に帯褐橙色の剛毛状の菌糸体を伴う 本種と異なり子実体にジャスミンティーのような香りがある ITS1領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Marasmius araucariae var. siccipes アジアに分布する ITS1領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなくジャワ島などに分布する 本種より傘が帯褐橙色 本種より襞が暗色の帯褐橙色~帯灰褐色 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい ITS1領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Marasmius koreanus アジアに分布する 本種と異なりインドではなく韓国などに分布する 本種と異なり傘が帯褐橙色~帯赤褐色で中央部が顕著な帯褐色 本種と異なり傘中央部が小皺状 本種と異なり柄シスチジアを有するのではなく欠く