2023年1月30日 (仮訳)フランスにおいてブドウ園から分離されたPythium属1新種 Paul, B. 2006.A new species of Pythium isolated from a vineyard in France. FEMS Microbiology Letters. Available at: https://academic.oup.com/femsle/article/263/2/194/432204 [Accessed January 30, 2023] 【R3-10290】2023/1/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ フランスのブドウ園において土壌から分離された卵菌の一種を検討し、Pythium apiculatumとして新種記載した。 本種は造卵器が平滑のものと装飾を有するものの2型からなることなどで特徴づけられた。 本種とITS領域の塩基配列が類似するP. radiosumとの形質比較表を掲載した。 Marsannay, Burgundian region, France (新種) Pythium apiculatum B. Paul 語源…刺状の(造卵器の装飾から) 【よく似た種との区別】 Pythium radiosum ヨーロッパに分布する 土壌から分離される 造卵器に装飾を有することがある 卵胞子が充満性および非充満性 ITS領域の塩基配列が類似している 本種と異なりフランスではなくスイスなどに分布する 本種と異なり造卵器の表面が平滑および刺状装飾を有するのではなく円錐形~乳房形の刺を有する 本種と異なり造卵器に平滑なものと装飾を有するものの2型があるという特徴を欠く 本種より造卵器の装飾の最大丈が高い 本種と異なり造精器を常に有するのではなく通常欠く 本種と異なり卵胞子が球形、円筒形~ピーナッツ形ではなく球形 本種より卵胞子の壁が薄い 本種とITS領域の塩基配列が異なる Pythium echinulatum 造卵器に装飾を有することがある ITS領域の塩基配列が類似している 本種と異なり造卵器に平滑なものと装飾を有するものの2型があるという特徴を欠く Pythium hypogynum 造卵器が平滑なことがある ITS領域の塩基配列が類似している 本種と異なり造卵器に平滑なものと装飾を有するものの2型があるという特徴を欠く Pythium acrogynum 造卵器が平滑なことがある ITS領域の塩基配列が類似している 本種と異なり造卵器に平滑なものと装飾を有するものの2型があるという特徴を欠く