2020年8月13日 (仮訳)ルクセンブルク産のSynarthonia属1新種およびReichlingia属の1新組み合わせ Ertz, D. et al., 2020. A new species of Synarthonia from Luxembourg, and a new combination in the genus Reichlingia (Arthoniaceae). The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/new-species-of-synarthonia-from-luxembourg-and-a-new-combination-in-the-genus-reichlingia-arthoniaceae/DE755F69C6FD9E77873F53E8D935E727 [Accessed August 12, 2020] 【R3-07588】2020/8/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ルクセンブルクで採集された岩上生地衣の一種を検討し、Synarthonia leproidicaとして新種記載した。 本種は地衣体が痂状で、暗褐紫色を帯びた淡灰色で、粉芽を形成し、プソロミン酸を含むことなどで特徴づけられた。 また、Arthonia atlanticaをReichlingia dendriticaとする新組み合わせを提唱した。 Luxembourg, Lellingen, Vallée du Lellgerbaach, Op Bärel (新種) Synarthonia leproidica Ertz, Aptroot & Diederic 語源…痂状の(地衣体の形状から) 【よく似た種との区別】 Synarthonia muriformis 地衣成分としてプソロミン酸を含む mtSSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり岩上生でない 本種と異なり地衣体が痂状でない 本種と異なり地衣成分として”evernic acid”および未知のUV+白色の成分を含む mtSSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Synarthonia sikkimensis 粉芽を有する 本種と異なり地衣体が痂状でない 本種と異なり根状菌糸束様の初生菌糸体が良好に発達する 本種と異なり地衣体に地衣成分を欠く Roccellographa sorediata 岩上生地衣である 通常不稔である 粉芽を有する 地衣成分としてプソロミン酸を含む 本種と異なり海岸に生息する 本種と異なり地衣体が暗褐紫色を帯びた淡帯灰色ではなく乳白色~灰色 本種と異なり顕著な黒色の初生菌糸体を有する (新組み合わせ) Reichlingia dendritica (Leight.) Ertz & Sanderson 旧名:Stigmatidium dendriticum Leight.