2014年11月21日 (仮訳)ヤシの根圏土壌から分離されたChrysosporium属新種 Zhang, Y-W. et al., 2013, A new species of the genus Chrysosporium from the rhizosphere soil of palm. Mycosystema. Available at: http://journals.im.ac.cn/jwxten/ch/reader/create_pdf.aspx?file_no=13040612&year_id=2013&quarter_id=4&falg=1 [Accessed November 20, 2014]. 【R3-01300】2014/11/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国海南省においてヤシ科植物の根圏土壌から分離された菌を検討し、Chrysosporium sanyaenseとして新種記載した。 本種は菌糸の細胞がラケット形で、楕円形~樽形(節間生)および類球形~倒卵形(末端生/側生)の分生子を形成することなどで特徴づけられた。 また、ITS領域に基づく分子系統解析で本種が独自の系統を形成すること、本種がケラチン分解能を有することを確かめた。 中国海南省三亜市 (新種) Chrysosporium sanyaense Y.W. Zhang, Y.F. Han, J.D. Liang & Z.Q. Liang 語源…三亜産の 【よく似た種との区別】 Chrysosporium merdarium ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり末端生および側生する分生子の表面が平滑~粗面ではなく疎らなトゲ状 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chrysosporium pseudomerdarium ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり菌糸の側枝が樹状に分枝する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chrysosporium synchronum ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラケット形菌糸を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chrysosporium filiforme ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子が類球形・倒卵形・樽形・楕円形ではなく長い糸状 本種と異なり側枝がほぼ直角に生じる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される