2024年11月24日 (仮訳)中国、横断山脈で見出されたTruncocolumella属1新種 Li, L. et al. 2024. A new species of the genus Truncocolumella (Basidiomycota, Boletales) found in the Hengduan Mountains of China. Biodiversity Data Journal. Available at: https://bdj.pensoft.net/article/128970/ [Accessed November 24, 2024] 【R3-12280】2024/11/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国四川省で採集された地下生菌の一種を検討し、Truncocolumella pseudocolumellaとして新種記載した。 本種は子実体が帯黄褐色の不規則な扁球形~洋梨形で、グレバは成熟すると淡褐色~褐色になり、担子胞子は楕円形平滑であった。 同属他種とはコルメラを欠く点で異なり、外観はRhizopogon属に類似していたが、分子系統解析では本種はTruncocolumella属クレードに含まれた。 中国四川省カンゼ・チベット族自治州雅拉雪山 (新種) Truncocolumella pseudocolumella L. Li, S.H. Li & Y. Wang 語源…偽のコルメラの 【よく似た種との区別】 Truncocolumella citrina 森林に生息する 子実体のサイズが類似している 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子がほぼ無色 担子胞子が楕円形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく北米に分布する 本種と異なり子実体が帯黄褐色ではなく顕著なレモン色 本種より外皮が薄い 本種と異なりコルメラを欠くのではなく有する 本種より担子器小柄が長い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Truncocolumella occidentalis 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり子実体が帯黄褐色ではなく白色 本種と異なりコルメラを欠くのではなく有する 本種より担子胞子が長い 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく長楕円形で時にほぼ類円筒形