(仮訳)子嚢菌の属、Yoshinagaiaの系統分類学的地位の再評価
Sivanesan, A. & Hsieh, WH. 1995. A re-appraisal of the systematic status of the ascomycete genus Yoshinagaia. Mycological Research. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0953756209812100 [Accessed November 4, 2024] 【R3-12222】2024/11/4投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

台湾の花蓮県と台中市から、台湾新産種としてYoshinagaia quercusを報告した。
台湾においてはアラカシとQuercus moriiの葉上に発生しており、同一子座内で無性世代のJaponia quercusも認められた。
Yoshinagaia属を子嚢殻や子嚢胞子の形態形質に基づきドチオラ科に分類した。

(台湾新産種)

Yoshinagaia quercus Hennings
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Coccoidea spp.
アジアに分布する
子嚢果が表在性
子嚢果の構造が類似している
“hypostroma”が足状で宿主組織に接続する
本種と異なり子嚢果に孔口を有する
本種と異なり子嚢果に複数の小室を有する
本種と異なり子嚢胞子が無色ではなく褐色
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が0ではなく1
Bagnisiella spp.
子嚢果が表在性
子嚢果がクッション形
子嚢果に孔口を欠き、頂部の細胞が崩壊して開口する
子嚢果が単室
“hypostroma”が足状
子嚢胞子が長楕円形または棍棒形
子嚢が”fissitunicate”である
子嚢が8胞子性
子嚢胞子がほとんどの場合無色
子嚢胞子が卵状
子嚢胞子に隔壁を欠く
本種と無性世代の形態が異なる