2021年8月29日 (仮訳)ロシア産Platismatia属地衣の再検討、および種の検索表 Kuznetsova, ES. et al., 2021. A revision of the lichen genus Platismatia (Parmeliaceae) in Russia, with a key to the species. Novosti sistematiki nizshikh rastenii. Available at: https://www.researchgate.net/publication/351521870_A_revision_of_the_lichen_genus_Platismatia_Parmeliaceae_in_Russia_with_a_key_to_the_species [Accessed August 29, 2021] 【R3-08731】2021/8/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ロシア産Platismatia属地衣を再検討し、従来6種が知られていたところ、3種が誤って報告されていたことを明らかにした。 P. glauca、P. interrupta、、P. norvegica、および新産種となったP. lacunosaの4種をロシア産本属地衣として認めた。 ロシア産全種の検索表を作成した。 (その他掲載種) Platismatia glauca (Linnaeus) W.L. Culberson & C.F. Culberson 【よく似た種との区別】 Platismatia norvegica ロシアに分布する 裂片が幅広い 裂片の形状が丸い 粉芽を欠く 裂芽を有する 本種より地衣体上面が顕著な網目状である 本種より偽盃点が顕著である Platismatia interrupta(ウスバトコブシゴケ) ロシアに分布する 裂片が幅広い 裂片の形状が丸い 粉芽を有する 本種と異なり地衣体下面の偽盃点が顕著である (その他掲載種) Platismatia interrupta W.L. Culberson & C.F. Culberson ウスバトコブシゴケ 【よく似た種との区別】 Platismatia erosa(トゲタイワントコブシゴケ) 本種と異なりロシアにおける分布が知られていない 本種と異なり地衣体下面に偽盃点を欠くのではなく有する Platismatia glauca ロシアに分布する 裂片が幅広い 裂片の形状が丸い 粉芽を有する 本種と異なり地衣体下面の偽盃点が顕著でない (ロシア新産種) Platismatia lacunosa (Acharius) W.L. Culberson & C.F. Culberson 【よく似た種との区別】 Platismatia norvegica ロシアに分布する 裂片が幅広い 裂片の形状が丸い 本種と異なり地衣体上面が直角に隆起した畝からなる顕著な凹窩状でない 本種と異なり裂芽を有する 本種と異なり髄層がP+橙赤色ではなくP陰性 本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を欠く (その他掲載種) Platismatia norvegica (Lynge) W.L. Culberson & C.F. Culberson 【よく似た種との区別】 Platismatia glauca ロシアに分布する 裂片が幅広い 裂片の形状が丸い 粉芽を欠く 裂芽を有する 本種ほど地衣体上面が顕著な網目状でない 本種ほど偽盃点が顕著でない Platismatia lacunosa ロシアに分布する 裂片が幅広い 裂片の形状が丸い 本種と異なり地衣体上面が直角に隆起した畝からなる顕著な凹窩状である 本種と異なり裂芽を欠く 本種と異なり髄層がP陰性ではなくP+橙赤色 本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を有する