2019年10月14日 (仮訳)ペルーにおいてインカナッツの根圏土壌から見出された新種の菌、Acaulospora aspera Corazon-Guivin, MA. et al., 2019. Acaulospora aspera, a new fungal species in the Glomeromycetes from rhizosphere soils of the inka nut (Plukenetia volubilis L.) in Peru. Journal of Applied Botany and Food Quality. Available at: https://www.researchgate.net/publication/336368900_Acaulospora_aspera_a_new_fungal_species_in_the_Glomeromycetes_from_rhizosphere_soils_of_the_inka_nut_Plukenetia_volubilis_L_in_Peru [Accessed October 14, 2019] 【R3-06676】2019/10/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ペルーにおいてインカナッツ (Plukenetia volubilis) の根圏土壌から分離された菌を検討し、Acaulospora asperaとして新種記載した。 本種は胞子が帯褐黄色~黄褐色で表面に密な小型の窪みを有し、洗濯板のような粗面をなすことなどで特徴づけられた。 また、既に新種記載されたが命名規約上無効となっていたA. spinosissimaを再記載した。 Palmiche, Province of Lamas, Department of San Martín, Peru (新種) Acaulospora aspera Corazon-Guivin, Oehl & G.A. Silva 語源…粗面の(胞子の表面性状から) 【よく似た種との区別】 Acaulospora laevis 胞子のサイズが類似している 胞子の色が類似している 本種と異なり胞子表面に小型で不規則な窪みがあるのではなく平滑 Acaulospora spinosissima 胞子のサイズが類似している 胞子の色が類似している ITSおよびnrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり胞子のOWL2表面に小型で不規則な窪みがあるのではなく小刺状 ITSおよびnrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Acaulospora herrerae 胞子のサイズが類似している 胞子の色が類似している nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり胞子表面が小さな窪みからなる粗面状ではなく、より大きな孔が網目状をなす nrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Benin (新種) Acaulospora spinosissima Oehl, Palenz., I. C. Sánchez, Tchabi, Hount. & G. A. Silva 語源…最も刺状の(胞子の表面性状から) ※2014年に新種記載されたが、命名規約上無効であったため、本論文で再記載した。 【よく似た種との区別】 Acaulospora aspera 胞子のサイズが類似している 胞子の色が類似している ITSおよびnrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり胞子のOWL2表面が小刺状ではなく小型で不規則な窪みがある ITSおよびnrSSU+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される