(仮訳)イベリア半島新産種、Agrocybe rivulosa
Arrillaga Anabitarte P., Laskibar Urkiola X. & Olariaga Ibarguren I. 2008. Agrocybe rivulosa, nueva cita para la Península Ibérica. Zizak. Available at: https://micologiaportugalete.com/wp-content/uploads/2015/09/Zizak5.pdf [Accessed April 23, 2025] 【R3-12731】2025/4/23投稿

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3行まとめ

スペイン、バスク州で採集されたAgrocybe rivulosaをイベリア半島新産種として報告した。
本種はおそらく広葉樹の堆肥上に発生しており、初めオランダから記載されたが、地理的分布は明らかに拡大していると考えられた。
本種の根状菌糸束の顕微鏡的構造を初めて詳細に記載した。

(イベリア半島、スペイン新産種)

Agrocybe rivulosa Nauta
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【よく似た種との区別】
Agrocybe cylindracea
肉眼的形態が初め類似している
本種と異なり子実体が群生するという特徴を欠く
本種ほど傘表面に放射状の皺が顕著でない
本種と異なり傘縁部に外被膜の名残を伴うという特徴を欠く
本種よりつばの幅が狭い
本種と異なり根状菌糸束が非常に豊富という特徴を欠く
本種と異なり子実体に粉っぽい味がするという特徴を欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なりシスチジアが広棍棒形~有柄球形ではなく棍棒形で部分的に瓶形または小嚢形
Agrocybe cylindracea var. rugosovenosa
傘表面が皺状
本種とシスチジアの形状が異なる
Agrocybe putaminum(ハマベノフミヅキタケ)
オランダに分布する
ウッドチップに発生する
肉眼的形態がいくぶん類似している
本種と異なりバスク州における分布が知られていない
本種と異なり傘表面がビロード状
本種と異なりつばを有するのではなく欠く