2021年5月12日 (仮訳)淡水環境において沈んだ材に生じた子嚢菌の新種、Aliquandostipite crystallinus Raja, HA., Ferrer, A. & Shearer, CA. 2005. Aliquandostipite crystallinus, a new ascomycete species from wood submerged in freshwater habitats. Mycotaxon. Available at: http://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/91/91-207.html [Accessed May 12, 2021] 【R3-08405】2021/5/12投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ コスタリカ、パナマ、米国、およびベネズエラの淡水域に見出された菌を検討し、Aliquandostipite crystallinusとして新種記載した。 本種は水中に沈んだ材に生じ、子嚢果が淡褐色~暗褐色で球形~類球形、子嚢胞子が淡褐色で頂部に付属糸を有し、鞘が水中で伸びることなどで特徴づけられた。 また、コスタリカから西半球新産種としてA. khaoyaiensisを報告した。 USA. Tennessee: Great Smoky Mountains National Park, Elkmont Campground, a small stream between Jakes Creek and Little River (新種) Aliquandostipite crystallinus Raja, A. Ferrer & Shearer 語源…結晶の 【よく似た種との区別】 Aliquandostipite khaoyaiensis コスタリカに分布する 淡水域に生息する 腐朽材に生じる 本種と異なりパナマ、米国、ベネズエラではなくタイなどに分布する 本種と異なり子嚢果が無柄のみではなく無柄または有柄 本種より子嚢胞子が短い 本種より子嚢胞子の頂部が先細りではなく頂部に向かって丸くなる 本種と異なり子嚢胞子頂部に付属糸を欠く 本種と異なり子嚢胞子の鞘がS字形またはC字形で両端が先細りになるのではなく丸い風船形 本種と異なり子嚢胞子内部に乳酸またはグリセリンで封入時に結晶を形成するという特徴を欠く 本種と異なり菌糸内部に乳酸またはグリセリンで封入時に結晶を形成するという特徴を欠く Massarina lunispora 子嚢胞子の鞘がC字形 子嚢胞子に短い細胞刺を有する 本種と異なり盾状子座を有する 本種と子嚢果の色が異なる 本種と子嚢のサイズが異なる 本種と子嚢胞子のサイズが異なる 本種と子嚢果の壁の構造が異なる (西半球、コスタリカ新産種) Aliquandostipite khaoyaiensis Inderbitzin 【よく似た種との区別】 Aliquandostipite crystallinus コスタリカに分布する 淡水域に生息する 腐朽材に生じる 本種と異なりタイなどではなくパナマ、米国、ベネズエラに分布する 本種と異なり子嚢果が無柄または有柄ではなく無柄のみ 本種より子嚢胞子が長い 本種より子嚢胞子が頂部に向かって丸くなるのではなく頂部が先細りになる 本種と異なり子嚢胞子頂部に付属糸を有する 本種と異なり子嚢胞子の鞘が丸い風船形ではなくS字形またはC字形で両端が先細りになる 本種と異なり子嚢胞子内部に乳酸またはグリセリンで封入時に結晶を形成する 本種と異なり菌糸内部に乳酸またはグリセリンで封入時に結晶を形成する