(仮訳)スペインにおいて草食動物の糞から分離されたChalastospora節の新種、Alternaria muriformis
Iturrieta-González, I. & Gené, J. 2023. Alternaria muriformis sp. nov., a New Species in Section Chalastospora Isolated from Herbivore Dung in Spain. Diversity. Available at: https://www.mdpi.com/1424-2818/15/5/606 [Accessed May 2, 2023] 【R3-10565】2023/5/2投稿

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3行まとめ

スペイン、カタルーニャ州において草食動物の糞から分離された菌を検討し、Alternaria muriformisとして新種記載した。
本種は分生子が石垣状であることなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でChalastospora節クレードに含まれ、近縁種とは分生子の形態が異なっていた。
Spain, Catalonia, Barcelona province, Pontons

(新種)

Alternaria muriformis Iturrieta-González & Gené
語源…石垣状の(分生子の形態から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Alternaria armoraciae
分生子のサイズの範囲が重なる
分生子表面が平滑
ITS+gapdh+ATPaseに基づく分子系統解析で近縁(同じChalastospora節に含まれる)
本種と異なり分生子が楕円形または倒棍棒形ではなく倒卵状~楕円形
本種と異なり分生子の隔壁数が横(1–)3–5(–7)、縦0–1(–2)ではなく横3-5、縦0-1である
ITS+gapdh+ATPaseに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Alternaria abundans
分生子のサイズの範囲が重なる
分生子表面が平滑
ITS+gapdh+ATPaseに基づく分子系統解析で近縁(同じChalastospora節に含まれる)
本種と異なり分生子が楕円形または倒棍棒形ではなく卵状または倒棍棒形
本種と異なり分生子の隔壁数が横(1–)3–5(–7)、縦0–1(–2)ではなく横3–6(–8)、縦0-1である
ITS+gapdh+ATPaseに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Alternaria breviramosa
分生子表面が平滑
ITS+gapdh+ATPaseに基づく分子系統解析で近縁(同じChalastospora節に含まれる)
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子が楕円形または倒棍棒形ではなく楕円形~紡錘形
本種と異なり分生子の隔壁数が横(1–)3–5(–7)、縦0–1(–2)ではなく横0–1(–2)のみである
ITS+gapdh+ATPaseに基づく分子系統解析で明瞭に区別される