2025年7月22日 (仮訳)ブラジルの石灰岩洞窟で分離された新種Amphichorda monjolensis、およびバイオネクトリア科アクレモニウム類似種の最新知見 Leão, AF. et al. 2024. Amphichorda monjolensis sp. nov., a new fungal species isolated from a Brazilian limestone cave, with an update on acremonium‑like species in Bionectriaceae. Brazilian Journal of Microbiology. Available at: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11153450/pdf/42770_2024_Article_1289.pdf [Accessed July 22, 2025] 【R3-13000】2025/7/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルの石灰岩洞窟において空中またはカマドウマ科昆虫から分離された菌を検討し、Amphichorda monjolensisとして新種記載した。 本種は全ての培地でシンネマを形成し、Amphichorda属の他種よりも分生子形成細胞が大きく、分生子が小さいことなどで特徴づけられた。 バイオネクトリア科におけるアクレモニウム類似菌の系統分類を再検討し、Bulbithecium globosisporumとHapsidospora curvaの2新組み合わせを提唱した。 Brazil, Minas Gerais, Monjolos, Gruta Velha Nova (新種) Amphichorda monjolensis A.F. Leão, T.O. Condé, Y.L.G. Dutra & O.L. Pereira 語源…モンジョロス産の 【よく似た種との区別】 Amphichorda guana 石灰岩洞窟に生息する ITS+nrLSU+TEF+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルではなく中国などに分布する 本種と異なりSNA培地上でシンネマを形成しない ITS+nrLSU+TEF+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amphichorda cavernicola 石灰岩洞窟に生息する ITS+nrLSU+TEF+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルではなく中国などに分布する 本種と異なりSNA培地上でシンネマを形成しない ITS+nrLSU+TEF+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amphichorda coprophila ITS+nrLSU+TEF+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルではなくイングランド、カナダなどに分布する 本種と異なり洞窟における生息が知られていない 本種と異なり様々な動物の糞から分離される 本種とPDAおよびSNA培地上でのコロニーの形態が異なる ITS+nrLSU+TEF+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Bulbithecium globosisporum (Xin Li, Y.F. Han & Z.Q. Liang) T.O. Condé, A.F. Leão & O.L. Pereira 旧名:Acremonium globosisporum Xin Li (新組み合わせ) Hapsidospora curva (Xin Li, Y.F. Han & Z.Q. Liang) T.O. Condé_ A.F. Leão & O.L. Pereira 旧名:Acremonium curvum Xin Li, Y.F. Han & Z.Q. Liang