2023年6月30日 (仮訳)新属AmphiroselliniaおよびEntoleuca属の1新種 Ju, Y-M. et al., 2004. Amphirosellinia gen. nov. and a new species of Entoleuca. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/15572536.2005.11832889 [Accessed June 30, 2023] 【R3-10742】2023/6/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 新属新種Amphirosellinia fushanensis、A. nigrospora、およびA. tennesseensisを記載したほか、Entoleuca ellisiiを新種記載した。 また、新組み合わせA. evansiiおよびA. quercinaを提唱した。 Amphirosellinia属菌および混同のおそれがあるいくつかの属の検索表を掲載した。 台湾宜蘭県福山 (新種) Amphirosellinia fushanensis Y.M. Ju, J.D. Rogers & H.M. Hsieh 語源…(属名)両方のRosellinia属(宿主の表皮下に子座が発達することから)/(種小名)福山産の 【よく似た種との区別】 Amphirosellinia quercina 子嚢胞子のサイズの範囲が類似している 本種と異なり台湾ではなく米国に分布する 本種より子嚢殻のサイズが小さい 本種と異なり子嚢の先端リングが槍先形でない 台湾南投県翠峰 (新種) Amphirosellinia nigrospora Y.M. Ju, J.D. Rogers & H.M. Hsieh 語源…黒色の胞子の(子嚢胞子の色から) 【よく似た種との区別】 Amphirosellinia evansii 台湾に分布する 本種と異なり子座が大部分埋生するという特徴を欠く 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子頂部にしばしば冠を伴うという特徴を欠く USA, Tennessee, Cosby, Low Mount Cammerer Trail (新種) Amphirosellinia tennesseensis Lar.N. Vassiljeva, J.D. Rogers, Y.M. Ju & H.M. Hsieh 語源…テネシー産の 【よく似た種との区別】 Amphirosellinia quercina 子座の大部分が埋生する 子嚢の先端リングが壺形 子嚢胞子の形態が類似している 本種と異なり子座が3-10つ凝集して小疱状をなすのではなく単生または稀に2-3つ凝集して小疱状をなす 本種と異なり子座の下半分が白色の菌類組織に囲まれるのではなく子座が直接宿主組織に囲まれる 本種より子嚢の先端リングの丈が低い 本種より子嚢胞子のサイズが小さい USA, Montana, Sand Coulee (新種) Entoleuca ellisii Y.M. Ju, J.D. Rogers & H.M. Hsieh 語源…菌類学者のJ.B. Ellis氏に献名 (新組み合わせ) Amphirosellinia evansii (Læssøe & Spooner) Y.M. Ju, J.D. Rogers & H.M. Hsieh 旧名:Rosellinia evansii Læssøe & Spooner 【よく似た種との区別】 Amphirosellinia nigrospora 台湾に分布する 本種と異なり子座が大部分埋生する 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子頂部にしばしば冠を伴う Amphirosellinia quercina 形態的に類似している(同種と疑われたことがある) 本種と異なり子座が破出性でない 本種と異なり子座が破出した表皮組織に囲まれるという特徴を欠く 本種より子嚢胞子のサイズが小さい (新組み合わせ) Amphirosellinia quercina (Petr.) Y.M. Ju, J.D. Rogers & H.M. Hsieh 旧名:Leptomassaria quercina Petr. 【よく似た種との区別】 Amphirosellinia tennesseensis 子座の大部分が埋生する 子嚢の先端リングが壺形 子嚢胞子の形態が類似している 本種と異なり子座が単生または稀に2-3つ凝集して小疱状をなすのではなく3-10つ凝集して小疱状をなす 本種と異なり子座が直接宿主組織に囲まれるのではなく子座の下半分が白色の菌類組織に囲まれる 本種より子嚢の先端リングの丈が高い 本種より子嚢胞子のサイズが大きい Amphirosellinia evansii 形態的に類似している(同種と疑われたことがある) 本種と異なり子座が破出性 本種と異なり子座が破出した表皮組織に囲まれる 本種より子嚢胞子のサイズが大きい Amphirosellinia fushanensis 子嚢胞子のサイズの範囲が類似している 本種と異なり米国ではなく台湾に分布する 本種より子嚢殻のサイズが大きい 本種と異なり子嚢の先端リングが槍先形である