(仮訳)新属AmphiroselliniaおよびEntoleuca属の1新種
Ju, Y-M. et al., 2004. Amphirosellinia gen. nov. and a new species of Entoleuca. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/15572536.2005.11832889 [Accessed June 30, 2023] 【R3-10742】2023/6/30投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

新属新種Amphirosellinia fushanensisA. nigrospora、およびA. tennesseensisを記載したほか、Entoleuca ellisiiを新種記載した。
また、新組み合わせA. evansiiおよびA. quercinaを提唱した。
Amphirosellinia属菌および混同のおそれがあるいくつかの属の検索表を掲載した。
台湾宜蘭県福山

(新種)

Amphirosellinia fushanensis Y.M. Ju, J.D. Rogers & H.M. Hsieh
語源…(属名)両方のRosellinia属(宿主の表皮下に子座が発達することから)/(種小名)福山産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amphirosellinia quercina
子嚢胞子のサイズの範囲が類似している
本種と異なり台湾ではなく米国に分布する
本種より子嚢殻のサイズが小さい
本種と異なり子嚢の先端リングが槍先形でない
台湾南投県翠峰

(新種)

Amphirosellinia nigrospora Y.M. Ju, J.D. Rogers & H.M. Hsieh
語源…黒色の胞子の(子嚢胞子の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amphirosellinia evansii
台湾に分布する
本種と異なり子座が大部分埋生するという特徴を欠く
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子頂部にしばしば冠を伴うという特徴を欠く
USA, Tennessee, Cosby, Low Mount Cammerer Trail

(新種)

Amphirosellinia tennesseensis Lar.N. Vassiljeva, J.D. Rogers, Y.M. Ju & H.M. Hsieh
語源…テネシー産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amphirosellinia quercina
子座の大部分が埋生する
子嚢の先端リングが壺形
子嚢胞子の形態が類似している
本種と異なり子座が3-10つ凝集して小疱状をなすのではなく単生または稀に2-3つ凝集して小疱状をなす
本種と異なり子座の下半分が白色の菌類組織に囲まれるのではなく子座が直接宿主組織に囲まれる
本種より子嚢の先端リングの丈が低い
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
USA, Montana, Sand Coulee

(新種)

Entoleuca ellisii Y.M. Ju, J.D. Rogers & H.M. Hsieh
語源…菌類学者のJ.B. Ellis氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

(新組み合わせ)

Amphirosellinia evansii (Læssøe & Spooner) Y.M. Ju, J.D. Rogers & H.M. Hsieh
旧名:Rosellinia evansii Læssøe & Spooner
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amphirosellinia nigrospora
台湾に分布する
本種と異なり子座が大部分埋生する
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子頂部にしばしば冠を伴う
Amphirosellinia quercina
形態的に類似している(同種と疑われたことがある)
本種と異なり子座が破出性でない
本種と異なり子座が破出した表皮組織に囲まれるという特徴を欠く
本種より子嚢胞子のサイズが小さい

(新組み合わせ)

Amphirosellinia quercina (Petr.) Y.M. Ju, J.D. Rogers & H.M. Hsieh
旧名:Leptomassaria quercina Petr.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amphirosellinia tennesseensis
子座の大部分が埋生する
子嚢の先端リングが壺形
子嚢胞子の形態が類似している
本種と異なり子座が単生または稀に2-3つ凝集して小疱状をなすのではなく3-10つ凝集して小疱状をなす
本種と異なり子座が直接宿主組織に囲まれるのではなく子座の下半分が白色の菌類組織に囲まれる
本種より子嚢の先端リングの丈が高い
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Amphirosellinia evansii
形態的に類似している(同種と疑われたことがある)
本種と異なり子座が破出性
本種と異なり子座が破出した表皮組織に囲まれる
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
Amphirosellinia fushanensis
子嚢胞子のサイズの範囲が類似している
本種と異なり米国ではなく台湾に分布する
本種より子嚢殻のサイズが大きい
本種と異なり子嚢の先端リングが槍先形である