2021年9月8日 (仮訳)ネコとイヌから感染するTrichophyton quinckeanum人獣共通感染症のチェコにおけるアウトブレイク Lysková, P. et al., 2021. An Outbreak of Trichophyton quinckeanum Zoonotic Infections in the Czech Republic Transmitted from Cats and Dogs. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/7/9/684 [Accessed September 8, 2021] 【R3-08761】2021/9/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 2016年12月から2020年12月までの期間に、チェコの主にオロモウツ州において25人のヒトと11匹の動物がTrichophyton quinckeanumに感染し、その発生率は年々増加していた。 本種がネコやイヌからヒトに感染することを証拠づけるとともに、動物間の直接感染の可能性を指摘した。 本種の特性を形態観察、抗真菌薬感受性試験、MALDI-TOF MSなどを用いて検討した。 (その他掲載種) Trichophyton quinckeanum (Zopf) D.M. MacLeod & Muende 【よく似た種との区別】 Trichophyton mentagrophytes 動物病原菌である 形態的に類似している 生長速度が同等である 本種と異なりビタミン非添加硝酸アンモニウム寒天培地で生育可能 本種とMALDI-TOF MS法により識別可能 Trichophyton interdigitale 動物病原菌である 形態的に類似している 生長速度が同等である 本種と異なりビタミン非添加硝酸アンモニウム寒天培地で生育可能 本種とMALDI-TOF MS法により識別可能