(仮訳)韓国においてカリンの花から分離された未記録の子嚢菌酵母、Metschnikowia rancensis
Choi, Y. et al. 2025. An unrecorded ascomycetous yeast species, Metschnikowia rancensis, isolated from flower, Pseudocydonia sinensis in Korea. Journal of Species Research. Available at: https://accesson.kr/jsr/assets/pdf/47378/journal-14-1-1.pdf [Accessed March 25, 2025] 【R3-12644】2025/3/25投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

韓国慶尚南道においてカリンの花から分離された酵母の3菌株を検討し、Metschnikowia rancensisと同定した。
本種の韓国からの報告は初となった。
本種はコロニーがクリーム色で全縁、酵母細胞が楕円形であり、近縁種とは炭素源の資化能で識別可能であった。

(韓国新産種)

Metschnikowia rancensis (C. Ramírez & A. González) C.P. Kurtzman, C.J. Robnett & E. Basehoar
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Metschnikowia chrysomelidarum
酵母細胞が楕円形のことがある
出芽により増殖する
偽菌糸を欠く
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりD-キシロース、D-セロビオースを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Metschnikowia maroccana
酵母細胞が楕円形のことがある
出芽により増殖する
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり2-ケト-D-グルコン酸、D-キシロース、キシリトール、D-トレハロースを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される