2019年5月3日 (仮訳)ブラジルにおいてカシューナッツにゴム病を引き起こすボトリオスフェリア科菌類の系統、分布、病原性の解析およびLasiodiplodia属1新種 Netto, MSB. et al., 2017. Analysis of phylogeny, distribution and pathogenicity of Botryosphaeriaceae species associated with gummosis of Anacardium in Brazil, with a new species of Lasiodiplodia. Fungal Biology. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1878614616300824 [Accessed May 3, 2019] 【R3-06185】2019/5/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルの6州において果樹園のカシューナッツにゴム病を引き起こす菌類を検討し、10分類群を同定した。 そのうち、分生子表面に顕著な縦方向の条線を有することなどで特徴づけられた1種をLasiodiplodia gravistriataとして新種記載した。 全分離菌株が接種試験で病原性を示し、最も多く検出されたL. theobromaeを除く全種がカシューナッツからの初報告となった。 Brazil, Minas Gerais, Coraçao de Jesus (新種) Lasiodiplodia gravistriata M.S.B. Netto & M.P.S. Câmara 語源…深い条線の(分生子の表面性状から) 【よく似た種との区別】 Lasiodiplodia subglobosa ブラジルに分布する ITS+EF1-a、ITS+EF1-a+β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりAnacardium humileではなくJatropha curcasなどを宿主とする 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子表面に顕著な縦方向の条線を有するという特徴を欠く ITS+EF1-a、ITS+EF1-a+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される