(仮訳)コスタリカ産の樹皮生地衣の新種、Anisomeridium flavovulcanus
Komposch, H. 2005. Anisomeridium flavovulcanus, a new corticolous lichen from Costa Rica. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/anisomeridium-flavovulcanus-a-new-corticolous-lichen-from-costa-rica/3B079FBFB10194287EC7E89E340915DA [Accessed March 14, 2020] 【R3-07136】2020/3/15投稿

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3行まとめ

コスタリカの熱帯雨林で採集された樹皮生地衣の一種を検討し、Anisomeridium flavovulcanusとして新種記載した。
本種は粉子器が大型の円錐形で、頂部から2型の粉子を生じることなどで特徴づけられた。
本種の子器はほとんど認められず、粉子が散布において大きな役割を果たすことが示唆された。
Costa Rica, Prov. Puntarenas, Osa Peninsula, Corcovado National Park, on the summit of the coastal ridge, c. 700 m WNW of the camp La Leona

(新種)

Anisomeridium flavovulcanus Komposch
語源…黄色の火山の(粉子器の色と粉子塊を噴出する様子から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Anisomeridium nidulans
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子の形状が類似している
子嚢胞子の隔壁が類似している
子嚢胞子の原形質に屈折性の結晶を含む
本種と異なりコスタリカではなくスリランカに分布する
本種より子器のサイズが明瞭に小さい
本種より子嚢が明瞭に短い
本種より子嚢の幅が広い
本種と異なり子嚢が長円筒形ではなく棍棒形
本種と異なり子嚢の眼房構造が十字形ではなく広楕円形~長方形
本種と異なり子嚢内部で胞子が斜め1列ではなく主に2列、稀に不完全な1列で配列する
本種と異なり粉子が知られていない
Anisomeridium infernale
本種と異なりコスタリカではなく仏領ギアナ、トリニダード、セントヴィンセントなどに分布する
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種より小粉子のサイズが小さい
本種と異なり地衣成分を有する(リケキサントン)