2016年1月27日 (仮訳)新種Armillaria aotearoa Hood, IA. & Ramsfield, TD., 2016. Armillaria aotearoa species nova. New Zealand Journal of Forestry Science. … Available at: http://www.nzjforestryscience.com/content/46/1/2/abstract [Accessed January 27, 2016]. 【R3-02601】2016/01/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ニュージーランドで4番目のナラタケ属菌として、Armillaria aotearoaを新種記載した。 本種はナンキョクブナ属樹木の枯幹や木質残渣などに生じ、形態的には特にA. hinnuleaと類似していた。 交配試験と分子系統解析により、本種が他の同属菌と別種であることを示した。 lower end of Te Iringa Track, Clements Mill Road, northern Kaimanawa Range, Taupo region, New Zealand (新種) Armillaria aotearoa Hood & Ramsfield 語源…現代マオリ語で「ニュージーランド」 【よく似た種との区別】 Armillaria hinnulea ニュージーランドに分布する 同じナンキョクブナ属植物を宿主とすることがある 形態的に類似している(区別が困難) ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオーストラリアなどにおける分布が知られている 本種と異なりユーカリ属植物などを宿主とすることがある 本種と異なり子実下層の菌糸にクランプを有する 本種より担子胞子のサイズが小さい ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Armillaria limonea ニュージーランドに分布する ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりナンキョクブナ属ではなくマツ属植物などを宿主とする 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり傘が類白色~顕著な帯黄色でない 本種と異なり柄の上部が類白色~顕著な帯黄色でない 本種と交配試験で区別される ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Armillaria novae-zelandiae ニュージーランドに分布する ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオーストラリアなどにおける分布が知られている 本種と異なりナンキョクブナ属ではなくマツ属植物などを宿主とする 本種と異なり傘が新鮮時粘性を有する 本種と異なり柄の基部が暗色~黒色 本種と異なり柄の基部がしばしば先細りになる 本種と交配試験で区別される ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される