2021年4月25日 (仮訳)新種Arthonia buelliaeおよびロシア沿海地方産のその他の特筆すべき地衣生菌類 Zhurbenko, MP. 2021. Arthonia buelliae sp. nov. (Arthoniaceae, Arthoniales, Ascomycota) and other noteworthy lichenicolous fungi from the Primorye Territory of Russia. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.483.2.11 [Accessed April 25, 2021] 【R3-08354】2021/4/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ロシア、沿海地方において岩上生地衣のBuellia stellulataに生じた地衣生菌の一種を検討し、Arthonia buelliaeとして新種記載した。 本種は宿主にゴールを誘導し、子嚢果が埋生し、子嚢頂部にK/I+のリングを欠き、子嚢胞子が褐色で横(1–)2–3隔壁または稀に類石垣状の子嚢胞子を有することなどで特徴づけられた。 また、アジアおよびロシアにおける新産種としてB. stellulataに生じたPolycoccum stellulatae、ロシア新産種としてトリハダゴケ属の一種に生じたSclerococcum sphaeraleをそれぞれ報告した。 Russia, Primorye Territory: Bay of Peter the Great of the Sea of Japan, Rikord Island (新種) Arthonia buelliae Zhurb. 語源…スミイボゴケ属の 【よく似た種との区別】 Arthonia sampaianae 地衣生菌である 宿主にゴールを誘導する 子嚢胞子が褐色 子嚢胞子の隔壁数が3のことがある 本種と異なりスミイボゴケ属ではなくNevesia属地衣などを宿主とする 本種と異なり子実層が無色ではなく帯褐色 本種より子嚢胞子が長い 本種と異なり子嚢胞子が稀に類石垣状なのではなく決して類石垣状にならない Arthonia plectocarpoides 地衣生菌である 宿主にゴールを誘導する 本種と異なりスミイボゴケ属ではなくPseudocyphellaria属地衣などを宿主とする 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(1–)2–3ではなく1 Arthonia tremelloides 地衣生菌である 宿主にゴールを誘導する ゴールが褐色の菌糸からなる ゴールが繊維菌糸組織からなる 本種と異なりスミイボゴケ属ではなくHeterodermia属地衣などを宿主とする 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(1–)2–3ではなく1 (アジア、ロシア新産種) Polycoccum stellulatae (Vouaux) Hafellner (ロシア新産種) Sclerococcum sphaerale (Ach.) Fr.