2018年8月8日 (仮訳)汎世界的に分布する二列性黒色のコウジカビ属新種、Aspergillus brasiliensis Varga, J. et al., 2007. Aspergillus brasiliensis sp. nov., a biseriate black Aspergillus species with world-wide distribution. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://doi.org/10.1099/ijs.0.65021-0 [Accessed August 8, 2018]. 【R3-05380】2018/8/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、オーストラリア、米国、オランダ、およびポルトガルにおいて土壌やブドウなどから分離された菌を検討し、Aspergillus brasiliensisとして新種記載した。 本種はNigri節に含まれ、分生子の装飾が独特な小刺状で、同節他種とは分子系統解析やAFLP分析などで区別された。 本種はA. nigerおよびA. tubingensisと共通する代謝産物を産生したが、独自の化合物も複数認められた。 Pedreira, São Paulo, Brasil (新種) Aspergillus brasiliensis Varga, Frisvad & Samson 語源…ブラジル産の 【よく似た種との区別】 Aspergillus aculeatus 分生子の形態が類似している β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子形成細胞が二列性でない β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus carbonarius 分生子の形態が類似している β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズがずっと大きい β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される