(仮訳)南欧産の新種の地衣、Aspicilia crespiana
Rico, VJ. 1999. Aspicilia crespiana, a new Lichen Species from Southern Europe. The Lichenologist. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0024282998901815 [Accessed December 9, 2022] 【R3-10132】2022/12/9投稿

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3行まとめ

スペインおよびサルデーニャ島で採集された地衣の一種を検討し、Aspicilia crespianaとして新種記載した。
本種は水平~いくぶん垂直の岩上のコケに発生し、根状菌糸束によって鱗片が連結した地衣体を形成することなどで特徴づけられた。
本種はA. contortaの2つの亜種とは地衣体の発達様式などが異なっていた。
Spain, Madrid, San Martin de Valdeiglesias, road from Cadalso de los Vidrios to Pelayos de la Presa, km 3, Corcobada

(新種)

Aspicilia crespiana V.J.Rico
語源…採集者のLuis Crespi Jaume氏に献名
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【よく似た種との区別】
Aspicilia contorta
ヨーロッパに分布する
本種と異なり北アフリカ、北米における分布が知られている
本種と異なりコケ上生ではなく主に石灰岩、稀に珪質岩または材上に生じる
本種と異なり地衣体が鱗片状~やや樹状ではなく痂状、小区画状~鱗片状
本種と異なり子器が埋生~半埋生
本種より子器のサイズが小さい
本種と異なり根状菌糸束を欠く
本種より子嚢胞子の最大長が短い
本種と異なり子嚢胞子が楕円形ではなく広楕円形
本種と異なり地衣成分を欠くのではなく有する(アスピリシン?)
Aspicilia hispida
本種と異なりコケ上生ではなく地上生
本種と異なり地衣体が鱗片状~やや樹状ではなく樹状
本種と異なり偽盃点を欠くのではなく有する
本種と異なり根状菌糸束を欠く