2022年12月9日 (仮訳)南欧産の新種の地衣、Aspicilia crespiana Rico, VJ. 1999. Aspicilia crespiana, a new Lichen Species from Southern Europe. The Lichenologist. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0024282998901815 [Accessed December 9, 2022] 【R3-10132】2022/12/9投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペインおよびサルデーニャ島で採集された地衣の一種を検討し、Aspicilia crespianaとして新種記載した。 本種は水平~いくぶん垂直の岩上のコケに発生し、根状菌糸束によって鱗片が連結した地衣体を形成することなどで特徴づけられた。 本種はA. contortaの2つの亜種とは地衣体の発達様式などが異なっていた。 Spain, Madrid, San Martin de Valdeiglesias, road from Cadalso de los Vidrios to Pelayos de la Presa, km 3, Corcobada (新種) Aspicilia crespiana V.J.Rico 語源…採集者のLuis Crespi Jaume氏に献名 【よく似た種との区別】 Aspicilia contorta ヨーロッパに分布する 本種と異なり北アフリカ、北米における分布が知られている 本種と異なりコケ上生ではなく主に石灰岩、稀に珪質岩または材上に生じる 本種と異なり地衣体が鱗片状~やや樹状ではなく痂状、小区画状~鱗片状 本種と異なり子器が埋生~半埋生 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり根状菌糸束を欠く 本種より子嚢胞子の最大長が短い 本種と異なり子嚢胞子が楕円形ではなく広楕円形 本種と異なり地衣成分を欠くのではなく有する(アスピリシン?) Aspicilia hispida 本種と異なりコケ上生ではなく地上生 本種と異なり地衣体が鱗片状~やや樹状ではなく樹状 本種と異なり偽盃点を欠くのではなく有する 本種と異なり根状菌糸束を欠く