(仮訳)分子データにより記録された南極起源で両極に分布する地衣、Austroplaca sibirica
Søchting, U. & Arup, U. 2021. Austroplaca sibirica (lichenized Ascomycota, Teloschistaceae) – a bipolar lichen with an austral origin documented by molecular data. Graphis Scripta. Available at: http://nhm2.uio.no/botanisk/lav/Graphis/33_1/GS_33_12.pdf [Accessed January 25, 2021] 【R3-08084】2021/1/25投稿

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3行まとめ

Caloplaca sibiricaに対して新組み合わせAustroplaca sibiricaを提唱した。
北極圏および南極圏に産した標本を検討し、記載文、写真、分布図などを掲載した。
本属地衣は南極起源として知られており、南半球から北半球への移動があったとの仮説が立てられた。

(新組み合わせ)

Austroplaca sibirica (H. Magn.) Søchting & Arup
旧名:Caloplaca sibirica H. Magn.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Parvoplaca tiroliensis
同所的に分布する
同時に発生することがある
本種と異なり北極圏ではなく汎世界的に分布する
本種と異なり子器盤がオリーブ色を帯びないのではなくしばしば帯びる
Athallia saxifragarum
北半球寒冷地に分布する
子器のサイズが類似している
本種より子器盤が橙色である
本種より子器の縁が薄く、最終的には子器盤と同じ高さになる
本種より子嚢胞子のサイズが顕著に小さい