2016年3月8日 (仮訳)貧栄養のパインバレンズにおいてスイッチグラスおよびマツの根に生息する新属Barrenia Walsh, E. et al., 2015. Barrenia, a new genus associated with roots of switchgrass and pine in the oligotrophic pine barrens. Fungal biology. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1878614615001865 [Accessed March 7, 2016]. 【R3-02722】2016/03/08投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国ニュージャージー州のパインバレンズにおいてスイッチグラスなどのイネ科植物およびリギダマツの根から分離された菌を検討し、新属Barreniaを提唱した。 前者をB. panicia、後者をB. taedaとして新種記載した。 また、実験によりB. paniciaが宿主の根毛の生長を有意に促進することを示し、本種が宿主の酸性貧栄養環境への適応に寄与していると考察した。 United States, New Jersey, Wharton State Forest (新種) Barrenia panicia E. Walsh & N. Zhang 語源…(属名)荒野(生息環境より)/(種小名)キビ属の 【よく似た種との区別】 Barrenia taeda 同所的に分布する 宿主の根から分離される nrLSU、ITS、ITS+nrLSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりキビ属、メヒシバ属、ジュズダマ属ではなくマツ属植物を宿主とする 本種よりWAおよびMEA培地におけるコロニーの生長が遅い ITS、ITS+nrLSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される United States, New Jersey, Wharton State Forest (新種) Barrenia taeda E. Walsh & N. Zhang 語源…マツの 【よく似た種との区別】 Barrenia panicia 同所的に分布する 宿主の根から分離される nrLSU、ITS、ITS+nrLSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマツ属ではなくキビ属、メヒシバ属、ジュズダマ属植物を宿主とする 本種よりWAおよびMEA培地におけるコロニーの生長が速い ITS、ITS+nrLSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される