2022年8月18日 (仮訳)タイにおいて植物の葉から分離された担子菌酵母の新種、Bensingtonia thailandica Fungsin, B. 2001. Bensingtonia thailandica sp. nov., a novel basidiomycetous yeast species isolated from plant leaves in Thailand. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/00207713-51-3-1209 [Accessed August 18, 2022] 【R3-09794】2022/8/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、ナコーンラーチャシーマー県の熱帯雨林において複数種の植物の葉から分離された担子菌酵母の一種を検討し、Bensingtonia thailandicaとして新種記載した。 本種は卵形~楕円形の射出分生子を形成し、糖類の発酵能とイノシトールの資化能を欠き、キシロースを含まず、主要ユビキノンがQ-9であることなどで特徴づけられた。 本種は同属他種とは炭素源の資化能やGC含量が異なり、分子系統解析ではB. phylladaに近縁であった。 Sakearat Environmental Research Station, Nakhon Ratchasima, Thailand (新種) Bensingtonia thailandica Fungsin, Hamamoto & Nakase 語源…タイの 【よく似た種との区別】 Bensingtonia phyllada 本種とGC含量が有意に異ならない nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりL-ソルボース、ラクトースを資化可能 本種と異なりメリビオース、ラフィノースを資化不能 nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される