2024年11月19日 (仮訳)洞窟の土壌から分離された子嚢菌酵母の新種、Blastobotrys persicus Nouri, H. et al. 2017. Blastobotrys persicus sp. nov., an ascomycetous yeast species isolated from cave soil. Antonie van Leeuwenhoek. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s10482-017-0972-x [Accessed November 19, 2024] 【R3-12265】2024/11/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イランにおいて洞窟の土壌から分離された酵母の一種を検討し、Blastobotrys persicusとして新種記載した。 洞窟環境からのBlastobotrys属酵母の報告は初となった。 本種はD-アラビノースとD-マンニトールを資化不能で、42°Cで生育可能であり、nrSSU配列にイントロンを欠くことなどで特徴づけられた。 Mejare cave, Abdanan, Ilam, Iran (新種) Blastobotrys persicus H. Nouri, S. Nasr & H. Moghimi 語源…ペルシャの 【よく似た種との区別】 Trichomonascus ciferrii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-マンニトール、D-アラビノースを資化可能 本種と異なりメレジトースを資化不能 本種と異なり42°Cで生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candida allociferrii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイヌリン、D-リボース、D-マンニトール、D-アラビノース、水溶性デンプン、コハク酸を資化可能 本種と異なりメレジトースを資化不能 本種と異なり42°Cで生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candida mucifera D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりクエン酸、D-リボース、D-マンニトール、D-アラビノース、水溶性デンプン、コハク酸を資化可能 本種と異なりメレジトースを資化不能 本種と異なり42°Cで生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される