2013年12月10日 (仮訳)パキスタン産の新種Bovista himalaica Yousaf, N., Kreisel, H. & Khalid, A., 2012. Bovista himalaica sp. nov.(gasteroid fungi; Basidiomycetes) from Pakistan. Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-012-0864-4 [Accessed December 10, 2013]. 【R3-00112】2013/12/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン・ヒマラヤの湿潤温帯林から、腹菌類のBovista himalaicaを新種記載した。 ITS領域に基づく分子系統解析で本種はシバフダンゴタケ属Globaria節に含まれ、独自の系統をなすことが示唆された。 本新種を含む、卵形~長楕円形の担子胞子を形成するシバフダンゴタケ属菌の検索表を掲載した。 PAKISTAN, Khyber Pakhtunkhwa, Khanspur (新種) Bovista himalaica Yousaf, Kreisel & Khalid 語源…ヒマラヤの 【よく似た種との区別】 Bovista oblongispora 子実体直径が本種と異なり20 mmを超えない 本種より担子胞子のサイズが大きい 担子胞子が本種と異なり粗面にならない(本種が平滑に見えることはある) 担子胞子の柄が本種より長く2.8-5.5 μm 弾糸が本種より脆い Bovista promontorii ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子が僅かに小さい 本種と異なり担子胞子に柄を持たない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bovista aestivalis(タマネギチャブクロ) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 子実体の外見が一見似ている 本種と異なり担子胞子が球形 本種と異なり弾糸に孔を持つ 本種と異なり担子胞子に柄を持たない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bovista longispora 本種と異なり担子胞子が完全に平滑 本種と異なり担子胞子に柄を持たない 本種と異なり弾糸に孔を持つ