(仮訳)ブラジルの熱帯乾燥林(カーチンガ)に注目する:AspergillusPenicillium、およびTalaromyces属菌の概要および新種P. vascosobrinhousの記載
Barbosa, RN. et al., 2020. Brazilian tropical dry forest (Caatinga) in the spotlight: an overview of species of Aspergillus, Penicillium and Talaromyces (Eurotiales) and the description of P. vascosobrinhous sp. nov. Acta Botanica Brasilica. Available at: https://www.scielo.br/j/abb/a/SXQRYkffnkrt8XCDDdVGWSJ/?lang=en [Accessed November 8, 2022] 【R3-10040】2022/11/8投稿

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3行まとめ

ブラジル、カーチンガの熱帯雨林で記録されたAspergillusPenicillium、およびTalaromyces属菌の目録を作成した。
1964年以降の35件の論文でそれぞれ14節60種、16節57種、4節13種が記録され、土壌菌が最も多かった。
また、サボテンの一種Melocactus zehntneriからエンドファイトとして分離された菌を検討し、P. vascosobrinhousとして新種記載した。
Brazil, Pernambuco, Itaíba

(新種)

Penicillium vascosobrinhous R.N. Barbosa & J.D.P. Bezerra
語源…ブラジルのJoão Vasconcelos Sobrinho教授に献名
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【よく似た種との区別】
Penicillium roseopurpureum
ブラジルに分布する
ITS、BenACaMRPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりエンドファイトではなく土壌菌として知られている
本種と異なりCYA培地でのリバースが帯褐色ではなく赤色を帯びる
本種と異なりCYA培地で拡散性色素を欠くのではなく有する
ITS、BenACaMRPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Penicillium sanguifluum
ITS、BenACaMRPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりCYA培地でのリバースが帯褐色ではなく赤色を帯びる
本種と異なりCYA培地で拡散性色素を欠くのではなく有する
ITS、BenACaMRPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Penicillium anatolicum
ITS、BenACaMRPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり閉子嚢殻を形成する
本種と異なり分生子柄が単輪生ではなく主に二輪生
ITS、BenACaMRPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Penicillium argentinense
ITS、BenACaMに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり閉子嚢殻を形成する
本種と異なり分生子柄が単輪生ではなく単輪生または二輪生
ITS、BenACaMに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Penicillium euglaucum
ITS、BenACaMRPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子柄が単輪生ではなく幼時分枝せず成熟すると二輪生
本種と異なり拡散性色素を欠くのではなく有する
ITS、BenACaMRPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される