(仮訳)イギリス西部産の粉芽形成性の新種、Caloplaca sorediella
Arup, U. 2006. Caloplaca sorediella Arup, a new sorediate species from western Britain. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/abs/caloplaca-sorediella-arup-a-new-sorediate-species-from-western-britain/31021D112192ABAC21B781E1541B5DA9 [Accessed June 16, 2024] 【R3-11798】2024/6/16投稿

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3行まとめ

イギリスのイングランド、スコットランド、ウェールズの沿岸域で採集された岩上生地衣の一種を検討し、Caloplaca sorediellaとして新種記載した。
本種は硬い珪質岩、砂岩、火山岩などの様々な種類の岩石や植物残渣などに発生した。
本種は粉芽塊および粉芽を形成し、主な地衣成分としてパリエチンを含むことなどで特徴づけられた。
British Isles, England, V. C. 1, West Cornwall, Scilly Isles, Bryher Island, narrow peninsula between Rushy Bay and Stony Porth

(新種)

Caloplaca sorediella Arup
語源…小さな粉芽(塊)の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Caloplaca alaskensis
本種と異なりイギリスではなくアラスカに分布する
本種と異なり沿岸部ではなく内陸部に生育する
本種と異なり地衣体に時折稔性を有する
本種と異なり地衣体が濃橙色
本種と異なり地衣体の小区画が基質に完全に付着する
本種と異なり地衣体の小区画の基部が幅広い
本種と異なり粉芽が濃橙色
Caloplaca chrysophthalma
本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である
本種より地衣体のサイズが通常大きい
本種と異なり地衣体が非常にしばしば稔性である
本種より粉芽塊が拡散し、地衣体皮層から破出しているように見える
本種と異なり粉芽塊が淡黄色である
本種と異なり粉芽塊が点状でない
本種と遺伝的に十分異なる
Caloplaca obliterans
沿岸域に生じることがある
岩上生地衣である
粉芽を形成する
本種と異なり通常内陸部に分布する
本種より地衣体のサイズが大きい
本種より地衣体が濃い橙色
本種と異なり初生菌糸体が多くの標本で顕著である
本種と遺伝的に十分異なる