2018年8月30日 (仮訳)甲虫の腸内から分離された子嚢菌酵母の2新種、Candida baotianmanensisおよびCandida pseudoviswanathii Ren, Y-C. et al., 2015. Candida baotianmanensis sp. nov. and Candida pseudoviswanathii sp. nov., two ascosporic yeast species isolated from the gut of beetles. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://doi.org/10.1099/ijsem.0.000460 [Accessed August 29, 2018]. 【R3-05445】2018/8/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国河南省において昆虫の腸内から分離された酵母を検討し、Candida baotianmanensisおよびC. pseudoviswanathiiの2新種を記載した。 前者はケシキスイ科およびムカシゴキブリ科昆虫、後者はクルビデンスオオクワガタおよび甲虫の幼虫から分離された。 分子系統解析で両種はCandida/Lodderomycesクレードに含まれた。 中国河南省宝天曼 (新種) Candida baotianmanensis Y.C. Ren, L.L. Xu, L. Zhang & F.L. Hui 語源…宝天曼産の 【よく似た種との区別】 Candida maltosa 昆虫から分離される D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスクロースを発酵可能 本種と異なりD-リボース、イヌリン、水溶性デンプン、ガラクチトールを資化不能 本種と異なり37°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国河南省南陽市 (新種) Candida pseudoviswanathii Y.C. Ren, L.L. Xu, L. Zhang and F.L. Hui 語源…偽のCandida viswanathii 【よく似た種との区別】 Candida viswanathii 37°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりL-ソルボース、D-リボース、D-アラビノース、イヌリン、ガラクチトールを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される