2020年3月8日 (仮訳)仮の新種Candida vulturna:花および臨床検体から分離されたCandida haemulonis複合種の二型性の類縁種 Sipiczki, M. & Tap, RM. 2016. Candida vulturna pro tempore sp. nov., a dimorphic yeast species related to the Candida haemulonis species complex isolated from flowers and clinical sample. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.001302 [Accessed March 8, 2020] 【R3-07114】2020/3/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ フィリピンにおいて花から、マレーシアにおいて臨床検体からそれぞれ分離された酵母の一種を検討し、暫定的な新種Candida vulturnaとして記載した。 本種は誤嚥性肺炎で死亡した患者の血液から分離された。 本種は分子系統解析によりC. haemulonis複合種との関連性が示唆された。 Cagayan de Oro, The Philippines (新種) Candida vulturna Sipiczki & Tap 語源…南東の(東南アジアに産したことから) 【よく似た種との区別】 Candida duobushaemulonii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメレジトースを発酵可能 本種と異なりL-ソルボース、エチルアミン、カダベリンを資化可能 本種と異なり亜硝酸塩、硝酸塩、クレアチン、クレアチニン、グルコサミン、D-トリプトファンを資化不能 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育可能 本種と異なりビタミン要求性を有する 本種と異なり酸産生能を欠く D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candida haemulonis D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラフィノースを発酵不能×本種と異なりエチルアミン、カダベリンを資化可能 本種と異なりL-アラビノース、イヌリン、D-グルクロン酸、プロパン-1_2-ジオール、ブタン-2_3-ジオール、亜硝酸塩、硝酸塩を資化不能 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育可能 本種と異なりビタミン要求性を有する 本種と異なり酸産生能を欠く D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candida pseudohaemulonii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメレジトースを発酵可能 本種と異なりスクロース、ラフィノースを発酵不能 本種と異なりL-ソルボース、エチルアミン、カダベリンを資化可能 本種と異なりイヌリン、D-グルクロン酸、プロパン-1_2-ジオール、ブタン-2_3-ジオール、亜硝酸塩、硝酸塩を資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される