2023年5月15日 (仮訳)ブラジル北東部においてブロメリアから分離されたシロキクラゲ科酵母の2新種、Carlosrosaea hohenbergiaeおよびCarlosrosaea aechmeae Felix, CR. et al. 2017. Carlosrosaea hohenbergiae sp. nov. and Carlosrosaea aechmeae sp. nov., two tremellaceous yeasts isolated from bromeliads in north-eastern Brazil. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.001856 [Accessed May 15, 2023] 【R3-10603】2023/5/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、アラゴアス州においてパイナップル科植物から分離された2種の酵母を検討し、Carlosrosaea hohenbergiaeおよびC. aechmeaeとして新種記載した。 両種は互いに近縁であったが、サリシン、可用性デンプン、スクロース、エリトリトールなどの資化能が異なっていた。 また、両種はいずれもC. vrieseaeと近縁であったが異なる系統を形成し、デンプン様化合物の産生能も異なっていた。 Alagoas, Brazil (新種) Carlosrosaea hohenbergiae C.R. Félix, H.M.C. Navarro, Paulino, Broetto & Landell 語源…Hohenbergia属の 【よく似た種との区別】 Carlosrosaea vrieseae D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりカダベリンを資化可能 本種と異なりデンプン様化合物を産生しない D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Carlosrosaea aechmeae ブラジルに分布する 同じパイナップル科植物から分離される デンプン様化合物を産生する D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりカダベリンを資化可能 本種と異なりサリシンと可溶性デンプンの資化能に変異があるのではなく資化可能 本種と異なりスクロースとエリトリトールの資化能に変異があるのではなく資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Alagoas, Brazil (新種) Carlosrosaea aechmeae C.R. Félix, H.M.C. Navarro, Paulino, Broetto & Landell 語源…Aechmea属の 【よく似た種との区別】 Carlosrosaea vrieseae D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりTween 20およびTween 80を資化可能 本種と異なりデンプン様化合物を産生しない D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Carlosrosaea hohenbergiae ブラジルに分布する 同じパイナップル科植物から分離される デンプン様化合物を産生する D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりカダベリンを資化不能 本種と異なりサリシンと可溶性デンプンを資化可能なのではなく資化能に変異がある 本種と異なりスクロースとエリトリトールを資化不能なのではなく資化能に変異がある D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される