2023年1月2日 (仮訳)症例報告:免疫反応正常の宿主におけるAspergillus felis感染の致死的症例 Parkes-Smith, J. et al., 2022. Case report: a fatal case of Aspergillus felis infection in an immunocompetent host. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/acmi/10.1099/acmi.0.000453 [Accessed January 2, 2023] 【R3-10206】2023/1/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 18歳の免疫正常男性が侵襲性アスペルギルス症により頭蓋内膿瘍を発症し、その後臨床的悪化を辿って死亡した。 分離された菌は分子同定によりAspergillus felisであることが判明した。 本種は主にイヌやネコに感染し、ヒトの症例は僅かであるが、いずれも顕著な免疫不全状態にある患者であり、今回が免疫正常患者からの初報告となった。 (その他掲載種) Aspergillus felis Barrs, van Doorn, Varga & Samson 【よく似た種との区別】 Aspergillus viridinutans 同じAspergillus felis複合種に含まれる 本種と異なり45°Cで生育不能 Aspergillus fumigatus 同じAspergillus felis複合種に含まれる 本種と異なり50°Cで生育可能