2022年6月19日 (仮訳)北米東部産の従来見過ごされてきた不明瞭な痂状地衣、Catillaria fungoides Curtis, T. & Lendemer, JC. 2022. Catillaria fungoides (Catillariaceae; Lecanoromycetes) an Inconspicuous Crustose Lichen Previously Overlooked in Eastern North America. Castanea. Available at: https://bioone.org/journals/castanea/volume-87/issue-1/0008-7475.87.1.12/iCatillaria-fungoides-i-Catillariaceae-Lecanoromycetes-an-Inconspicuous-Crustose-Lichen-Previously/10.2179/0008-7475.87.1.12.short [Accessed June 19, 2022] 【R3-09615】2022/6/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 痂状地衣の一種、Catillaria fungoidesを北米新産種として報告した。 本種は不明瞭であり発見当初は地衣類かどうかすら疑問視されたが、見落とされているだけで北米において広範に分布しているとみられた。 本種は温帯の河畔林において広葉樹の平滑な樹皮に発生していた。 (北米、米国新産種) Catillaria fungoides Etayo & van den Boom 【よく似た種との区別】 Buellia griseovirens 北米に分布する 樹皮生のことがある 形態的に類似している(混同のおそれがある) 粉芽が暗色 本種より北米において北方に分布する 本種より地衣体が良好に発達する 本種と異なり地衣体が白灰色 本種と異なり地衣成分を欠くのではなく有する(典型的にはアトラノリンとノルスチクチン酸) Caloplaca ahtii 北米に分布する 広葉樹に生じる 平滑な樹皮に生じる 形態的に類似している(混同のおそれがある) 地衣体がほぼ認識不能 粉芽が小型 粉芽が暗色 本種と異なり子器が橙色 本種と異なり子器がK+紫色 本種と異なり粉芽が褐黒色ではなく青灰色 本種と異なり”Sedifolia-gray”色素を含む 本種と異なり地衣成分を欠くのではなく有する(アントラキノン類) Pseudothelomma ocellatum 北米に分布する 粉芽塊が暗色 地衣成分を欠く 本種と異なり北米西部に分布する 本種と異なり生木の樹皮ではなく材に生じる 本種と異なり地衣体が良好に発達する 本種と異なり地衣体が白色