2021年2月20日 (仮訳)新種Cercospora habenariicolaおよびタイ新産のサーコスポロイド菌類 Meeboon, J., Hidayat, I. & Nakashima, C. 2007. Cercospora habenariicola sp. nov. and some new records of cercosporoid fungi from Thailand. Mycotaxon. Available at: http://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/99/99-117.html [Accessed February 20, 2021] 【R3-08161】2021/2/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、チエンマイ県においてミズトンボ属植物に生じた菌を検討し、Cercospora habenariicolaとして新種記載した。 本種は他のラン科植物を宿主とするか形態的に類似する同属他種とは、分生子柄のサイズや分枝の有無、分生子のサイズなどが異なっていた。 また、Passalora atrides、P. centrosematis、およびPseudocercospora cupheaeの3種をタイ新産種として報告した。 Queen Sirikit Botanic Garden, Chiang Mai Province, Thailand (新種) Cercospora habenariicola Meeboon, Hidayat & C. Nakash. 語源…ミズトンボ属に生息する 【よく似た種との区別】 Cercospora apii 本種と異なり多犯性菌である 本種と異なり子座が良好に発達するという特徴を欠く 本種と異なり分生子が倒棍棒形~類針状で基部が倒円錐状截断状でない Cercospora angraeci 同じラン科植物を宿主とする 本種より分生子柄がずっと短い 本種と異なり分生子柄が時に分枝するという特徴を欠く Cercospora cephalantherae 本種より分生子柄のサイズが小さい 本種より分生子のサイズが小さい Cercospora epipactidis 形態的に非常に類似している 本種より分生子柄のサイズが小さい 本種と異なり分生子柄が稀に分枝するのではなく分枝しない 本種より分生子のサイズが小さい Cercospora eulophiae 同じラン科植物を宿主とする 本種と異なりミズトンボ属ではなくEulophia属植物などを宿主とする 本種より分生子柄のサイズが小さい 本種と異なり分生子柄が直線状~屈曲状 本種より分生子の最大長が長い 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が有色 (タイ新産種) Passalora atrides (Syd. & P. Syd.) Y.L. Guo (タイ新産種) Passalora centrosematis N. Pons, U. Braun & Crous (タイ新産種) Pseudocercospora cupheae (Syd.) U. Braun