2023年7月13日 (仮訳)米国カリフォルニア州においてセコイアの木に生じた新種、Chaenotheca longispora Næsborg, RR., Peterson, EB. & Tibell, L. 2019. Chaenotheca longispora (Coniocybaceae), a new lichen from coast redwood trees in California, U.S.A. The Bryologist. Available at: https://bioone.org/journals/the-bryologist/volume-122/issue-1/0007-2745-122.1.031/Chaenotheca-longispora-Coniocybaceae-a-new-lichen-from-coast-redwood-trees/10.1639/0007-2745-122.1.031.short [Accessed 7/13/2023] 【R3-10782】2023/7/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国カリフォルニア州においてセコイアの大木の樹冠に発生した地衣の一種を検討し、Chaenotheca longisporaとして新種記載した。 本種は地衣体が帯緑色~帯黄灰色で子嚢胞子に螺旋状装飾を有し、フマルプロトセトラル酸などを含むことなどで特徴づけられた。 本種を含む北米産Chaenotheca属地衣の検索表を掲載した。 U.S.A., California, Sonoma Co., Armstrong Redwoods State Natural Reserve (新種) Chaenotheca longispora Reese Næsborg & Tibell 語源…長い胞子の(子嚢胞子のサイズから) 【よく似た種との区別】 Chaenotheca laevigata 北米に分布する 形態的に類似している(誤同定されてきた可能性が指摘されている) 粉霜が黄色である 子嚢胞子が楕円形 共生藻がトレボウキシオイドである 本種と異なり中欧における分布が知られている 本種と異なり地衣体が埋生または表在性 本種と異なり地衣体が帯緑色~帯黄灰色ではなく帯オリーブ色または帯灰緑色 本種と異なり地衣体がPD+橙色ではなくPD陰性 本種と異なり地衣体がK+黄色ではなくK陰性 本種より子嚢胞子が短い 本種と異なり子嚢胞子の装飾が螺旋状ではなく粗面で不規則である 本種と異なり子嚢胞子に典型的には多隔壁を有するのではなく時に隔壁を有する